あたしは、インターネットラジオで喋っている。
そのために、原稿も書いている。
自分の分を書いたり、ひとの分も書いたりしている。
手前味噌な話だけれど、それがなかなか好評で。
新しい企画も始まって、あたしは、
仕事として初めて、フィクションを書いた。
それを読んだボスが、おお!いいね!と顔を綻ばせる。
わかっていた。
あたしは気付いた頃には、
ひとの求める「つぼ」が自然と分かるようになっていた。
だから、それに合わせて、書けば、
受け入れられるということも予想通りではあった。
もちろん、予想される範囲内での「意外さ」も取り入れて。
自分のワールドにあるものの、ほんの上澄みや、
ほんのひとしずくだけを文字にして、
それが歓びを持って受け入れられていることに、
どこかおかしな感じがする。
もっと、あるよ。
そんな声が、あたしの深くから振れて聞こえる。
でも、それを出してしまうことは、違うとも思っている。
受け入れられることは、有り難い。
褒めてもらえることは、嬉しい。
それでもどこかで、歯がゆい。
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Last updated
2005/12/12 02:56:57 AM
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