元旦からばあちゃんに習っている仮名が、
上達してきた気がしている。
特に得意なのが、「い」と「ろ」だ。
ばあちゃんのと並べて見ようものなら、
一瞬で見劣りがするけれど、
単品で見れば、悪くはないんじゃないかな。
ちなみに、苦手な文字を列挙すると、「りをうむおしえ」。
「利を生む教え」、と漢字に変換してみて苦笑い。
どうやら、今年もそんな感じらしい。
ちなみにあたしは、お餅を焼くのが巧いと評判だ。
急がずにじっくりやるので、ふっくらなのだ。
夜、友人と会う。
親友の定義は知らないが、
彼女がそうでなければいったい何なんだとは思う。
それくらいのひと。
出会って、惚れあって、必要としあって、
そして触って笑って安心して満足する。
そんなシンプルな本能をみたすことさえ、
大人になるということによって邪魔をされていく。
飛行機や、インターネット。
そんな、文明の利器を少し憎んだ夜。
筆やお餅のほうがよっぽど、
あたしの日常を平穏にしてくれている。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう