知らない男の人と眠っていた。
とても優しかった。
髪の毛はとても短くて、
背もとても高いみたいだった。
目を覚ましてから彼は話してくれた。
ずっと、太陽の絵を描いているのだと。
いつか本物の太陽が描けたなら、
それを洋服に描いてあたしにプレゼントしてくれると。
あたしにはまざまざと、
その絵の様子が目に浮かんだ。
もしもそれを手にできるのならば、
あたしはずっと安全でいられると分かっていた。
絵を描く彼の中にあたしはいないけれど、
ふとしたときの彼はあたしを思ってくれている。
それだけでじゅうぶんだった。
とても幸せだった。
そんな夢を見た。
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Last updated
2006/03/08 03:44:16 AM
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