幸田露伴の文章にかぶれると、真似してみたくなる。
漢文を読み下したような長い文を感傷的に書いてみる。
少しだけ、それっぽくなる。
寺田寅彦の文章にかぶれると、真似してみたくなる。
明晰で短めな文章を連ね、感情は最後に持ってくる。
少しだけ、それっぽくなる。
いちばん好きな夏目漱石の文章は、
どれほど彼にかぶれてもどうも真似ができない。
前述の二者に比べて、文章の時代性が曖昧なのだ。
その掴みどころのなさが好きなのだ。
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Last updated
2009/03/30 12:07:04 AM
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