私は何か気になることがあると、
その程度によってはご飯中でも辞書をひいてしまう。
最近は、日本史辞典をよくひく。
何年に何があった、そうして翌年の何に繋がった。
そんな私を横目に父が言う。
「辞書っていうのは、それが有るだけじゃ駄目で、
それをひく人間がいて初めて存在する意義があるんだな」
確かにそうだ。
若かりしころ哲学にはまっていたという話を
父から聞いて日が浅い。
ちなみに、
私の生まれた年にCDが出来てニュージャパンの火災があって、
弟の生まれた年にチェルノブイリ原発の事故があって、
父の生まれた年に『羅生門』が公開されて、
母の生まれた年に『羅生門』がベネチア映画祭でグランプリを取って、
同じ年にはメートル法が正式に導入されて、
伯母の生まれた年には帝銀の毒殺事件があって東条英機が有罪になって、
祖母の生まれた年には未成年の飲酒が禁止されて、
そして極秘裏に共産党が結成された。
こうして書いていくと、なんとなくヴォネガットだ。
だいぶ昔のことみたい。
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Last updated
2009/05/11 01:20:46 AM
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