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~ 真剣特撮日和 ~

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2010年03月08日
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このブログは、「侍戦隊シンケンジャー」全49幕を見終わった後、

結末を知った上で、もう一度あのシーンやあの台詞を聞いたら

また違った想いで見られるのでは・・・

との想いで書き綴る予定です。

なので、第5幕の感想の中にも終盤でのどんでん返し

ストーリーの今後の展開後に明かされる侍達のバックグラウンド等々

普通に書いてしまうので、


「侍戦隊シンケンジャー」を最後までご覧になっていない方は

お読みにならない方が良いかと思います。



どうぞご注意ください。







第5幕「兜折神」(かぶとおりがみ)


(おもちゃの販促の為の)パワーアップエピその1。

でも、ただ単におもちゃを買わせるための新たな武器登場という安易なストーリーではなく
志葉家を背負わなくてはならないという重責に改めて殿が覚悟を決めるという内容で、
現在の丈瑠と家臣達の距離感や、戦力の差、
そして何より丈瑠が背負うものの大きさを再認識する回となりました。


未だ家臣たちと一定の距離を保ち、
彼らに休暇を与えて、一人密かに新たなディスクを使いこなすための稽古に励む丈瑠。

自分達に一向に心を開こうとしない殿の真意を測りかねる家臣達ですが、
ことはは「稽古かも・・・」と2幕に続きまたもや殿を一番理解してる感じの台詞。
ことはの純度100%純真フィルターで殿様見ると、丈瑠の本質が見えてくるのかな~ぽっ


稽古中、じいの昔話にふと、柔和な笑顔の素の青年丈瑠が垣間見えるも
咳払いと共にすぐさま普段の「THE 殿」に戻って稽古再開・・・

「自分を偽れば人は一人でいるしかない・・・」という姫の言葉が思い出されます。
丈瑠も幼いときから嫌と言うほどそれを感じて生きてきたことでしょう。
自らの出自に嘘偽りがあるからこそ、家臣を招集することをためらい、
そして必要以上に彼らと距離を置こうとしている。

そして、それでいいのだ。と現在の彼は思っている。
自分に課せられた使命を全うするために。


だから家臣の前で

”秘伝ディスクは代々志葉家当主がつかってきたんだからな。俺ならできる”

と、自分に言い聞かせるように宣言し奥座敷を去りますが、
その座敷と廊下を隔てる襖を閉めた後の

「俺ならできる・・・か・・・」

という自嘲気味の内面吐露が

「血筋としての資格はないが、必ずや使いこなさなくてならない」という悲壮な決意に聞こえます・・・

必死で稽古してもまだモヂカラが足りず、ディスクが使える状態ではないのに
自分の強さを頼りに戦いに身を投じている家臣達がこのことを知ったら
戦闘不能になるとわかっているからこそ、の見栄をきった丈瑠。

このあと一晩中続く一人での稽古は、まさに命を削るような激しいものでした。

明くる日のアヤカシ再登場で、兜ディスクの使用をまたもやためらう丈瑠ですが、

(そりゃそうですよね・・・じいの心情補足ナレーションにもあった通り、モヂカラを制御できなければ、自分自身を破壊してしまうことになるかもしれない。この世を外道衆から守るため、失敗は断じて許されない・・・。殿として育てられたとはいえまだ弱冠二十歳。迷うでしょうよ・・・ためらうでしょうよ・・・)

家臣4人の ”殿~!” ”丈瑠~っ!” という懇願にも誓い叫びを聞いて
カッと目を見開き、覚悟を決め、烈火大斬刀大筒モードを完成!
無事にアヤカシを倒しめでたしめでたし・・・

ですが、家臣の「もう一度一緒に休日をやりなおしましょう!」との提案は
クールにお断り雫

全く持って真意を測りかねる丈瑠に千明は「ほんと、アイツつかめねーよな」と不満顔ですが
茉子ちゃんは「つかまれないようにしてるのかも・・・」と。
戦闘中、兜ディスクを使うことをためらう丈瑠に気づいていたのも茉子ちゃん。

こういう風にちょいちょい相手の真意を見抜く茉子ちゃんの姿を見せてるから
後半、丈瑠の持つ「閉めておきたい心の扉」を開こうとする茉子の姿に
説得力があるのでしょう・・・

戦いの帰りを待つじいの姿を見つけて、
安堵感と達成感から崩れ落ちる丈瑠。
丈瑠は、きっとじいの前でだけああいう弱い部分を見せられるのでしょうね。
自分の出自も過去も全て知っているいわば身内であるじいにだけは・・・。

家臣たちにはまだ素顔を見せなくとも視聴者に対して丈瑠って本当は・・・
って姿を早めに見せてくれたおかげで、
多くを語らず、寡黙でクールという謎めいたキャラクター設定でありながら、
すごく魅力的なレッドとして認識されたのではないかと思います。


第5幕、まずはこれまで。






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最終更新日  2010年03月12日 13時55分07秒
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