Piselli はPiselliだと思ってた…
チョット前に日記で書いた「グリンピースと枝豆」で、撮り損ねてたグリンピースの房の写真を撮りました。さて、たまにちょっと文化的な香りをかもし出しておくと…先日読んだ外山滋比古の文章に、言葉とは事物を表す記号であるはずなのに、反復して頻繁に使われていると、言葉と事物が一体不可分のように思われてくる、というような事が書いてありました。も~ね、まさにソレ。西洋食材の知識が乏しかった私にとって、日本語でなんと言うのか知らない(または日本語で言われてもわからない)というイタリアの食材が結構あります。カルチョーフィとか…。日本で見たことが無かったので、その野菜を「カルチョーフィ」という物と認識していて、チョウセンアザミという日本語は辞書で引いて知ったくらいです。そして特に豆類についてはそういうものが多いので、Piselliっていう豆もその一つだと思ってました。。。あのねぇ、このPiselliの正体がグリンピースでした。なにしろね、私の野菜についてのイタリア語の知識は、ほぼ市場の八百屋さん(熱狂的なトリノファン)から得ています。も~、恐ろしく生きたイタリア語です。で、野菜が入っているかごの横にはちゃんとダンボールにその野菜の名前が書いてあるので、スペルもしっかり理解できます。そんななので、ものぐさ花子な私は、わざわざ辞書を引いて日本語でなんていうのか確認することもしてなかったのです。だって、そもそも「チョウセンアザミ」って言われたって、その日本語がわからないんだから。で、写真の豆が「Piselli」というものだということは知ってました。でも、カルチョーフィと同じく日本ではメジャーじゃないものだと思い込んでたの。で、Piselliを開けたらグリンピースが出てきたときの驚きを、八百屋さんにも伝えよう!と思い、辞書で引いてみました「グリンピース」・・・・Piselli・・・・・あのねぇ、この伝わらなさ。どうしたら良いんでしょうか。私。マグロを買いに行ったら、赤身の切り身じゃなくて巨大な魚を1本だされ「これはマグロじゃないのでは?!」って思ってしまったような・・・辞書はね、引くべき。そして、物はキチンと本来の形を知っておくべき。。。