“飲食店の勉強代行業”大久保一彦の勉強録

2012/05/07(月)00:02

前の会社の部下に、がせの情報を提供した

経営者のための連続コラム(1682)

 私は、もう一つ情報操作を企てました。それは部下だった社員へのがせの情報提供です。 当時私は、新宿さぼてんに在籍していた当時に部下だった社員と飲みにいく機会がありました。 酒の席で私と話したことは人間の常、うまい具合に伝わります。つまり、かつての部下にがせの情報を提供すれば、社内に「大久保さんは、あそこの物件を狙ってみるみたいですよ」と流れるのです。 狙ってもいない物件を、おしゃべりな部下に「あそこは良さそうだ」とがせの情報を流すというやりかたは見事に前の会社に広まりました。すると、そのような物件を狙いにいくのです。  私がそういったことで、前の会社の店舗開発が動き出しことを察知すると、その隙に私が本来狙っていた物件を獲得するための交渉をしました。まさに情報戦です。 この情報戦も少なからず功を奏し、クライアントの会社が成長するのに足る良い物件を獲得することができました。そして、上場を視野に入れる企業に急成長させることができたのです。  当時の私はまさに自分のためだったら何でもする、自分さえ良ければよい。必要があれば、以前の仲間をも騙す。まさにそんな状況でした。 そんなことをしていましたから、前の会社の中に私の名前を聞くと怒りだす人も多いと聞きます。私は過去を悔やんではいませんが、生きるためのすることとはいえ、前の会社のみなさまにお詫びを申し上げます。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る