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暑い一日だった、あの日と同じように・・・・・
広島は朝から深い祈りと誓いに包まれた。 過ちは繰り返しません・・・・ 広島の誓いです。 世界中の人の心に平和の心が届きますように・・・・ 広島の願いです。 地獄絵を語れる人達もめっきりと少なくなった・・・・・ ことし・・・・・ 母の名も原爆死没者名簿に記され、原爆慰霊碑に納められた。 父と共に安らかに眠る・・・・・ 近距離被爆者であった父と母・・・・・ 地獄を見た父と母・・・・ 幼い頃、この時期になると怖い話をたくさん聞いた。 首からべったりとケロイドの残るオバサンから・・・・ 足を引きずるおじさんから・・・ そして方目をなくしたオバサンから・・・・ 幼い頃からたくさんの『ピカ』の話を聞いてきた。 焼け爛れた皮膚をぶら下げたお化けのような人の群れ・・・・ 川にはぼろぼろに焼けただれた死体。 まるで牡蠣イカダのよう・・・・・ 泣き叫ぶ声、助けを求める声、声にならない声・・・・・ この世のものとは思えない・・・・ 広島市内から、郊外へたくさんの遺体が運ばれた。 列車に山積みにされて・・・・・ 負傷者も見込みのない重傷者は降ろされた・・・・・ わが母校の裏山で、山積みで荼毘に付された名も知らぬ人々・・・ 婦人達は、看護に借りだされた。 つける薬もない・・・・ 目も口も判別出来ないくらいに焼けただれた若き女性・・・・・ 手ぬぐいを縫い合わ、敷布を切りさき包帯にした。 傷ぐちからウジがわく・・・・・ もう・・・・、と思いながらもうちわで風をおくり、 わが子のように励まし続けた。 翌朝、膿のにおいの染み付いた包帯は川で洗われ、 巻きなおされた。 原爆症で亡くなった父と母・・・・ まだまだ聞きたりないピカの悲劇・・・・・ 平和のために何が出来るのだろうか・・・・・ 何をすればいいのだろうか・・・・ 毎年思うこと・・・・・・ 私達被爆二世には、語れることも少ない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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