徒然まちづくりコラム

2011/05/06(金)07:42

里親の心境

日常の暮らしから(106)

この前芽吹きを報告した我が家のミニ里山が新緑の季節を迎えました。アカシデとコナラで、昨年の夏、造成される南山から採取し里親として育てています。目の前ですくすく育つ植物を毎日見ていると飽きません。まだ幼木ですから人間と違ってほとんど手はかかりませんが、少しづつ大きくなっていく姿を見ていると、人間は自然とともに生きているんだということを再確認させてくれ、何だかとても癒されます。自然に人間が関与することによって育まれる空間が「里山」だとすると、ちょっとオーバーかもしれませんが、ここは、僕にとって紛れもなく小宇宙としての里山です。アカシデとコナラが少年になるころには南山の公園か斜面緑地に移植予定ですが、果たしてすんなり移植できるか。日に日に情が強くなっていって、手元から離したくなくなる自分がいるのではないか。一抹の不安がよぎりますが、これってもしかしたら里親の心境なのかもしれません(笑)。 小宇宙としての里山(右側がアカシデで左がコナラ 連休の合間を縫って作った2個目の木製コンテナです。梅、ジューンベリー、金柑という 実のなる木を植え、隙間には茄子、ピーマン、バジル、ゴーヤが植えられています。

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