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しかたのない蜜

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2009年11月10日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ただ今、分かることは、彼らの挑発に乗って、心を乱したり、罪悪感をあおり立てられたりはしてはならないということだった。

 できるだけ冷静を装って、カレンは答える。

「では、こちらも質問させてもらうわ。ルルーシュの遺志が、あなたたちに分かるというの?」

「ああ、分かるつもりよ。あなたたちよりはね。紅月カレン。そして、柩木スザクよりは!」

 そう言って、女はパチンと指を鳴らした。

 同時に、小さなモデム音とともに壁の一部が開く。

 隠し扉のようになっていたのだろう。

 中に幽閉されていたのは、柩木スザクその人だった。





つづく




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最終更新日  2009年11月10日 17時56分35秒
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