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カテゴリ:慣習など
onomastico聖名祝日で、今日はサンタ ルチア。
イタリアの暦では、一年中毎日が日替わりで保護聖人 が決まっているので、聖人と同じ名前の人が 自分の誕生日とはまた別にお祝いをするのです。 そこで、今日は私の義姉にお祝いの電話を入れました。 昨日はわたしの誕生日だったので、 彼女からお祝いの電話をいただいたばかりでしたが、 信心深い彼女の聖人祝日にお祝いを言わないわけには いかないのです。 さて、サンタ ルチアはシチリアのシラクーサの 守護聖女ですが、デオクレテイアヌス帝の迫害で 殉教した女性です。 文献によると、 彼女はお金持ちのシチリア女性だったが、 結婚を断り、財産を貧しい人たちに寄付した後、結婚を 断られた男性から、カトリック信者として通告され、 *当時はまだキリスト教は公認されていなかった* 牢獄に入れられた。 売春宿にその後連れて行かれたが、彼女に暴行を加えよう としたり、彼女を燃やしてしまおうとしたりした試みは 失敗に終わった。 そこで、最後は剣で殺された。 伝説によれば、彼女は目をえぐられてしまったが、 奇跡的に彼女自身で目を元通りにくっつけることが できたとか。*これは中世の時代に流行った話* そこから彼女が目の病気を治す聖女として崇められている 訳です。 このサンタ ルチア信仰は、特にシラクーサで見られる のですが、スエーデンでも、このサンタ ルチア の夜には*ほとんど一年で一番長い夜です* 「光のお祭り」と称して、若い女性が白い服を着て、 サンタ ルチアの歌を歌ったり、お菓子を準備したりして 家族を起こすということです。 ちなみにルチアはluciaと書き、luce光につながって いますが、それがちょうど、目の病気を治す聖女から また、日の光が少ない北欧の冬のお祭りになっている のが、興味深くないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.12.13 23:36:25
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