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カテゴリ:シネマ
? grande regista Giuseppe Tornatore.
ho rivisto il film "Nuovo Cinema Paradiso" dopo tanti anni. mi ha fatto pensare tante cose... 若い頃に見たものを見直してみると、思うことがこんなにも違うのかと 実感することがある。 先日見直した、シチリア出身の映画監督、ジュゼッペ トルナトーレ のヒット映画「ニュウ シネマ パラダイス」(1989年)はなかなか良かった。 彼はパレルモ近郊のバゲリア出身で、さすがに撮影場所を選ぶのがうまい。 舞台は戦後まもないシチリアの小さな町。 車もなかった昔の広場はのどかで本当に良かった。 何も娯楽施設がない町の、唯一の楽しみが映画だったというのは分かる。 テレビがなかった昔は、人々が家の前で集まって、話をしていたものだ とシチリア出身の家人に聞いていた。 主人公トトは、戦争で父親を亡くし、母と妹と暮らしているが、 映画が唯一の楽しみで、小さな頃から、映画館で働くアルフレッドを助けながら育つ。 思春期に入り、銀行代表を父親にもつ、美少女エレナに恋をする。 その恋は彼の辛抱強さで何とか実るのだが、彼女の家庭の大反対と、 彼の兵役によって、いつの間にか連絡が不可能になり、 兵役を終えて故郷に戻ったトトには、昔の映画館の仕事もなかった。 落ち込んだトトを見て、アルフレッドは故郷を捨てて、外にでるように忠告する。 結局トトは、ローマで映画・テレビ関係の仕事につき、大成功することになるのだが、 思った女性には回り逢えず、結婚しないでいる。 アルフレッドの死に、母からの電話で、何十年ぶりに故郷に帰ったトトは エレナに遇う事になる。 エレナのほうは、トトの同級生だった、当時はあまり勉強ができなかった男 (政治家になったという)と結婚し、2人の女の子をもうけて、幸せに暮らしているという。 エレナの話で、トトは、アルフレッドがエレナに「トトを大事に思うなら、彼を諦めろ」 と言われたことを知る。 トトはエレナをまだ諦めきれずにいるのだが、エレナはこれでいいという。 ローマに帰ったトトは、アルフレッドの形見になる、映画を見ることになるのだが、 それは、アルフレッドが働いていた当時、教会の牧師の指示で切り取られていた、 抱擁やキスのシーンをつないだものであった。 何十年もの間、トトはエレナに、「沢山の女性に遇ったけれど、 いつもその女性たちに君を探していたよ」という。 二人が一緒になることがなかっただけに、彼らの恋愛は昔の懐かしい思い出だけで 美しいものになるのかも知れない。 ちなみに、撮影場所は、多くの映画やテレビ番組で撮影される場合同様、 一箇所だけではなく、パレルモ近郊のいくつかの町のようである。 音楽は、エンニオ モリコーネ。 再見の価値、大有り。
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Last updated
2012.03.19 23:20:30
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