ゆりんいたりあ日記

学校からの旅行に行っていた娘が帰って来る。
クラスの3分の１が不参加だったが、今年も何とか催行になった。

彼女はこれで連続3年2泊3日の学校からの旅行に行っていることになる。
いつも家族とべったりのイタリアではこういった短期の旅行は子供の自主性
を育てるのに持って来いだと思う。

1年目はトスカーナ南部のシエナ地方、2年目はローマ北にあるヴィテルボ県
今年はローマ南にある国立自然公園サンフェリチェと言っていたのが、変更
になり（電車で行く予定だったのが気に入らなかった父兄が多かったらしい）
イタリア中部マルケ州南部のフェルモにバスで行くことになった。





イタリア中部はウンブリア州やマルケ州に代表されるようにアルテイジャーノ
職人がまだまだ強く残っている所。
昔ウンブリア州の伝統ある布工房を刺繍家の妹と訪れたのを思い出す。
マルケ州で有名なものと言えばフラサッシ洞窟や伝統あるファブリアーノ
の紙工房などになるが、今回彼女たちは昔の修道院に泊まりながら（現在は
市が経営している宿泊所）昔の職人工房や農民の仕事場などを見学することに
なっている。

そういえば、有名な靴メーカーのトッズはこのマルケ州に工場がある。また、
ウンブリア州には多くのカシミアの工場があることも知られている。
彼女の後日談が楽しみ。