ゆりんいたりあ日記

ローマの７つの丘のひとつカピトリーノの丘。
ここはローマの古代文書館の上にローマ市役所が現在入っているほか、
その両側にはローマでも重要な美術館のひとつになるカピトリーノ美術館が
ある。



この丘に上がる（標高５０ｍ）には昔はフォロロマーノからしか上がれなかった
のを１５００年代半ばにパウルス３世がミケランジェロに現在の緩やかな階段を
設計させた。
そのミケランジェロはこの近所に住んでいたのだが、１５６４年２月１８日に
長い８９歳の生涯をその家で終えた。
今年は彼が亡くなってから４５０年記念になる。

そこでカピトリーノ美術館では彼の展覧会が予定されている。
今回はフィレンツエのミケランジェロの家からは彼のデッサンや有名な「階段の聖母」、
バルジェッロ美術館からは木で作られた十字架のキリスト像、
ローマ北部のバッサーノロマーノからは「救世主キリスト」像
（ローマのサンタマリアソプラミネルヴァ教会のキリスト像を作ったときに放置した作品）
を始めとして、ヴァチカン美術館やロンドンの大英博物館からも作品が来るという。
展覧会は５月２７日から9月１４日まで。


「階段の聖母」


キリスト救世主像


カピトリーノ美術館 musei capitolini
piazza campidoglio
月曜日休館
９時から２０時まで
１３ユーロ
電話０６０６０８