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カテゴリ:出かけたい!
ようやく観たかった展覧会に行くことが出来た。場所はローマのナボナ広場から 徒歩5分の場所になるキオストロ デル ブラマンテ。 ブラマンテが1500年代初期に作ったキオストロ柱廊が残っていて展覧会場に 使われている。 エッシャーはだまし絵が有名だが、彼の初期の作品は風景画もかなりある。 彼は1898年生まれのオランダ人で、スイス人の奥さんをもらったせいか、 スイス、オランダ、ベルギーに住んだが、イタリアにも戦前長く滞在し、 特に南イタリアの風景を愛したと言われる。 展覧会では、イタリアの風景画がかなり多く展示されていた。 ローマに住んでいた時にはトラステベレの先にあるモンテヴェルデ (緑の山という意味)に住み、ヴィア ポエリオというその中でも メインストリートに住んでいたそうで、その際に彼がデザインした家の マヨリカ(床に使われたもの)も展示されていた。 ちょっとサロモンの結び目を思い出させるものだった。 展覧会ではまた、彼が使ったイルージョンを説明するのに様々な仕掛け が同時に展示され、色々試せるようになっていた。 特に面白かったのは、鏡の部屋で、木で作った鳥が沢山ぶら下げられていたが、 ヒッチコックの映画を思い出すようなスリルもあった。 そして彼は風景画から連続模様に入って行くわけだが、彼の影響で 似たようなものを作るのが流行ったということで、ニセ作品も沢山展示されていた。 私が凄いと思うのは、彼が訪れたスペインのアルハンブラ宮殿のタイル模様から あの連続模様が生まれたということだ。 この展示会の一番の見物はおそらく展覧会トップになるメタモルフォーゼ(変身)。 横に長い作品をいつまでも飽きずに見ていた。 今回の作品はハーグにあるエッシャーハウスや個人蔵から来ているということだった。 次回エッシャーハウスに行かなくては。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.10.17 19:32:27
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