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カテゴリ:本に読まれて
この所また村上春樹に戻り、(いただいた本があったので) 2冊のこの本を読んでみた。 個人的に最近彼の作品は長編よりもこういった短編の方が 面白いと思うのだが、皆さんはどうでしょうか。 雑文では村上春樹という人の人柄がちょっと分かる感じで また翻訳の秘密とかお友達の話とかが興味深い。 お友達の安西水丸さんと和田誠さんの対談で、「実は村上さん って小さい子供のように食べられないものが結構多い。」と あって、少し笑えたというか、安心したというか。 また何故自分が小説を書いているか、どういったことが 言いたいかがあるときに書かれていたので驚いた。 彼は「人間は一生のうちに自分の探しているものが見つかれば それはとても幸せなことだと思う。ただ、それが見つかっても ある程度失われていることも多い。」と言いたいために小説を 書いているとあった。 辺境の話ではカメラマンと日本の孤島とか世界の様々な場所 を探検してしまう村上さんがすごい。 若いときには奥さんと大きな荷物を背中に持って世界を旅して いたらしいが、或るときに奥さんに自分の体重くらいの荷物を もって旅するのは無理と言われたらしい。 それまで奥さんはジッと我慢してきたのか、ある程度楽しんで 来たのか。 夏休みの昼下がり、こんな短編を読むのはとてもいい考えだと 思うのだけれど、どうかしら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.07.05 15:57:18
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