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ゆりんいたりあ日記

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ゆりんいたりあ

ゆりんいたりあ

2024.05.22
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カテゴリ:出かけたい!
昔流行ったヴァンパイヤの物語、映画「トワイライト」の
中でヴァンパイヤの一族、ヴォルトウリ族の本部があった
のが、このヴォルテッラの地下。

だから街に入る前にとってもとっても素敵な丘陵を通って
いくのだけれども、街のシンボルとして今使われているのが
この話にでてくるマンホール。

旧市街の中心広場近くにはこのマンホール、トンビーノが
あるので見逃せない。

しかし、私がヴォルテッラに行きたかったのはトワイライトの舞台
になったからでは実はなくて、古代エトルリアのとっても大きな
街だったために彼らの足跡が多少なりとも見られるのでは、
と思ったから。

通常海から少し離れた丘に街を作っていったエトルリア人
たちが、何故ここまで内陸に街を作ったのか。
(実際には、古代エトルリア人といっても街ごとに異なる民族
であったので、必ずしも海の近くに街があった訳ではない)

ヴォルテッラには今でも郊外の地下に有名なアラバスターという
石が採れるところがある。
私は今までアラバスターというのは、光を通すことができる
大理石の一種だと思っていた。

ここに来るとアラバスターと簡単に言っても様々な種類がある
ということが判明。
実際には、日本語では雪花石コウと呼ばれているもので、
硫酸カルシウム石膏で出来た石。塩の一種とも言えるらしい。

沢山の種類がある中で、特に普及している4種類が、

スカリオーネ:透明感ある白が特徴で、ときどきグレー色の
筋模様がある。
アガタ:琥珀色だが、様々な色合いがある。
バルデイリオ:色合いはグレーから茶色で、筋模様がよく入る。
白大理石:光沢のある白が特徴。

もともとはエトルリア人たちが骨ツボや棺などの彫刻に
使っていた素材になる。
私は古い教会の窓のガラスの代わりにこのアラバスターが
使われていたのを見て来た。
その場合にはアガタの、特徴ある琥珀色が印象的だった。

今でもこのヴォルテッラの地下ではアラバスターが掘り出され
いていて、街の中には沢山の工房、またショップがある。

またエトルリア時代からの伝統なのか、金銀細工のお店も
非常に多かった。

以前の新聞記事を思い出したが、エトルリア人の街として
有名なこのヴォルテッラに住む人たちのDNAを調べ、
古代エトルリア人たちが言われていたように東洋から
入ってきた民族ではなくて、実はアウトクトネつまり土着
であったということが分かっている。

ハイシーズンに入って街の中はドイツ人からフランス人が
非常に多かったが、良いなと思うのは、観光客の他にも
実際にまだまだ旧市街の中で暮らしているローカルな人が
いて、ラビリント通りなんかを抜けて行くと洗濯物が干されていたり
また中心広場の裏にあった小さな小さな食料品屋さんに入る
と地元人が朝のお買い物をしていたり。

次回のブログでは私が気に入ったスポットを紹介したい。





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Last updated  2024.05.22 22:18:50
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