2005/08/19(金)06:34
良妻賢母
「山之内一豊の妻」 カフェブレーク
山之内一豊氏は、最初は秀吉に仕え関が原の戦では東軍、徳川家康に味方する。
小山会議の功績で東軍が勝利すると、土佐藩の旧長曽我部氏の領地を接収し、20万石の大名へと栄進した。
戦国時代後期の出世大名の一人である。
その妻であった夫人が、その主人を凌ぎ、賢夫人として世に伝えられているのはどうしてであろうか?
戦国時代には女性の活躍の場は限られていたことだろう。
その時代に、夫君の出世のため、奮励努力されたこの夫人の姿は、昔語りとしてしまうには、実にもったいない気がするのである。
現代の自由主義国では、女性の就職による社会進出が盛んである。
経済的自由を求め、夫の細い収入を補って余りある技術を身につけ、大黒柱2人の現状は普通の姿となっている。
この姿を見て言われたのか、マザーテレサは「日本人はエコノミックアニマル」と嘆かれたそうである、私の記憶間違いかもしれない。
私の見解は成功の原理から言うと、専門分化が進む状態は効率が良い。
内助の功は存在すると言う考え方である。
一方、技術が相互連携するキュリー夫妻のような状況では、驚異的な発見に繋がるのは歴史的事実であり、女性の社会進出が果たした貢献は大きなものがある。
一般的に言うと、主婦業は存在するのである。
その目的は、健全な精神を持つ子どもの育成である。
これは実に重大な社会使命でもある。
止む無く、経済的破綻をきたす家庭以外では、夫は外へ、妻は中へは長年月に渡る人類の無理の無い生活様式なのであろう。
大黒柱2本が正しいのか、専業分化が良いのかの結論は21世紀後半には、経済的な分析結果は明らかになることだろう。
私はどちらでも良い、と考える日和見主義である。
家庭の幸せは・・・続く