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テーマ:プラハ(チェコ)歳時記(247)
カテゴリ:「プラハ」ネタ
昨年末くらいから、右奥歯の調子が悪かったんです。
中学生の頃に治療した歯です。 歯茎が腫れたり、歯がグラグラしだしたり。 「そろそろ寿命かな」と覚悟して、プラハ6区の歯医者さんへTELしてみました。 「歯の調子が悪いんで、アポお願いします」 「OK! でも、1ヵ月後ですネ」 で、ようやく、アポの日がやってきました。 歯医者さんの前に立つと、壁の3人の天使が迎えてくれます。 (写真の茶色っぽいトコです) 呼び鈴を押すと、ドアを開けてくれます。 中へ入ると、待合室です。 なぜか、円形状になってます。 なんか、恥ずかしい感じです。 他の患者さんがいなくて、良かったです。 受付の女性が出してくれた、コーヒーを飲みながら、雑誌を読んでいると、小柄な歯科衛生士さんがやって来ました。 「まず、歯のクリーニングをしますネ」 地獄が始まりました。 例のウィ~ン、キュィ~ンという音を出す器具で、歯石を取っていくんですが、異様に痛いんです。 映画『マラソンマン』で、ローレンス・オリヴィエに、歯をいじられて拷問される、ダスティン・ホフマンの気分です。 時々、彼女が、「スマイル!」とか言うんで、歯をイ~っ状態にするんですけど、目は完全に涙目です。 「もう、好きなようにして!」って感じです。 30分くらい、念入りに、クリーニングしてくれました。 手鏡を手渡しながら、「キレイになったでしょ!」っと、満足そうな笑顔の衛生士さん。 僕は、ポツリと、「ありがとう」としか言えなっかたです。 しかし、この痛みは、単なる前奏曲でしかありませんでした。 隣りの部屋に移動して、診察椅子に座っていると、男性のヤマル先生がやって来ました。 「抜きましょう!」 注射で、部分麻酔を打ってから、ペンチのような器具で、グリグリやり始めます。 「痛いですか?」 「はい、痛いです!」 「あ、そう?」 もう一度、麻酔を打って、さらにグリグリ... 声にならない苦悶の叫びを発しながら、診察椅子の上で、身悶えます。 ようやく、奥歯を引き抜いた後、縫合しているようです。 グイっ、グイって、力強い感じです。 「すべて、終わったよ」 と、ポンと肩を叩いてくれた、ヤマル先生。 でも、しばらく、診察椅子から立ち上がれませんでした。 歯医者って、こんなに痛かったでしたっけ? もう少し、優しく処置してほしいです。 さすがに、今日は、家でグッタリしました。 走る気力は湧き上がって来ませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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