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以前リストアップしていた一冊。
出産を終えた私にとって、とても気になるタイトルではありませんか! 図書館への返却期限が迫ってきたので、かなり斜め読みではありますが、なかなか面白い内容でした。 出産後の母親の頭は「マミーブレイン」という状態で、脳の機能が出産前に比べて衰えるという説があるらしいのですが、そうではなくて、出産することにより母親の脳に大きなメリットをもたらすという説が医学的・生物学的に説明されています。 妊娠・出産を経て母親になると、赤ちゃんを守り育てるために嗅覚・視覚等がとぎすまされる(つわりもこの一環だそうです。)、家事・育児等のあらゆることをこなすために複数のことを同時に考え実行する能力が備わる、等のくだりは、とても興味深かった。 後半は、母親の社会参画に関することについて。 (ここに登場する母親はキャリア志向の人が多いのですが。) 母親になることによりいろいろな能力が備わるし、養わなくてはならない家族がいる分まじめに働くので、もっと母親を活用すべきとの意見には納得。 「母親業はビジネススクールより役に立つ」という章もあり、"しつけ"と部下の育成は同じ、育児を通して、限られた時間の中で同時にいくつもの仕事をこなす時間管理のスキルが身に着く、子供同士のケンカの仲裁策は交渉やトラブル解決にも有効、等の記述もありました。 なるほど~。 確かに、子供ができてから、どうやったら子供の気持ちを理解して対応してあげられるかどうか、育児の合間にうまく家事を片付けるには?ということについては、毎日毎日悩んで知恵を絞ってやっていること。こうした能力が備わるのも当然かもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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