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2007年03月02日
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カテゴリ:花より男子
いつも、やはり綺麗な治まり具合を感じます。
私は、効果的な音楽、景色の撮りかた、構成すべてにおいて満足です。
最近は、見ながらも、こうなれ!と願いながら見てしまう。
どれだけ、構成に入り込んでるんだか?
今回は、類が雨のシーンの直前のバイオリン演奏で、弦よ切れろ!と願ってしまった。
でも、空見るだけでしたね。

最初は、2人の関係を強く自覚して、2人で生きていこうと決意する二人を描いた。
すべて、今後の雨の別れを効果的に見せるため。
司は楓と敵対し、つくしはリリーズに司が彼氏だといわれても、一瞬否定しそうだったのに思い直して否定しなかった。
こんなところで、つくしの意思を見せるとは心憎い演出。

あと、ここで、類との関係性においても、司とつくしが付き合っていく未来を覚悟させた。
(出た!!)俺は牧野がずーっと笑顔でいればそれでいい。じゃなきゃ、あきらめきれなくなるでしょう!?
の類の言葉に、うなずくつくし。

この二点で、効果的に、2人が付き合っていく上での2人の覚悟を見せた。

後、デート現場。なべを約束だといったのは司。
この台詞は次につなげてある台詞だと思う。
公園でバトミントンも。

類の部屋でのやりとり。
これは、類と司の信頼関係を見せて、次につなげていくシーン。
やっぱり、類の立ち位置がはっきりして、強くて冷静でいつも2人を支える類がクローズアップ!!
原作では、つくしにしたピースサイン。
ドラマでは、司に。
こんなところでも、類にとっては司がかけがえのない人だということを告げてる。
松潤の類と呼ぶ声が、この回の{声}ナンバーワン!!

雨のシーンへと向かう音楽が最高に良かった。
もうすでに早くから、曲がスタート。
まるでそれは序奏曲のように。
今までにないぐらい、深刻な不安を掻き立てる音楽。
あと、空!!
誰もが空を見上げる。
今にも雨が降り出しそうな空、次に暗くなっていき、急に降り出す雨。
これからの2人を連想させる演出には、時間を割いていた。
やはり、雨のシーンに対する意気込みが伝わってくる。

財閥の重さの自覚はつくしが先だった。
それは、貧民牧野だからこそ。
優紀の家で見た平凡な幸せ。
で、その大切さを知ってるつくしだから、それだけでもう解ってしまった。
司の背負うべきもの。
守るべきもの。
自分ではないということ。
これはつくしならではの理解力。
F4では解りえない痛み。
平凡な幸せの重み、平凡な家庭や家族が壊される怖さを誰よりも解るつくし。
でも、司もわかってる。
だから、牧野を追いかけない。
原作よりも、2人ともが財閥の重さを感じている、認めている。
司は、ケンの事件で痛みを知ったから。
それがここに生きてる。
どうしようもない、逃れられない別れ。
つくしの初めての決断。
このシーンのために、つくしの決断をずっと取って置いたみたい。
初めて、自分の意思で決断するつくし。それが別れなんて辛い。
「私が決めたの。私が全部自分の意思で決めたことなの」
この台詞が重い。
「俺を一人の男としてみたことがあるか」
そして、この台詞が活きる。
司は、財閥を取っ払って、その枠を取っ払ってつくしと生きる決断をしたのに、中途半端だった。そんなのは、無理。つくしと共に生きて、財閥も救うのは無理なのだ。
だから、つくしは司の背中を押した。
財閥の重さを背負わせた。
それが司の生きる道と信じて。
で、自分の中で、司と決別した。
司が守るべきものは、私ではなく、財閥。

漁村について見上げた空は、まぶしい明るい青い空。
でも、今のつくしにはなじまない空。

雨のシーン以降、感情がぐっと来た。
真央ちゃんは、本当につくしのせつなさを感じさせる演技で、心のそこから伝わってくる。身を切られるような辛さ。
松潤もだけど、2人の白熱した演技に脱帽。
視聴者にも、伝わってくる名演技でした。
海で泣いてるとこも、よかったです。
お母さんだけ、やっぱり解ってるぽかったです。
つくしの異変に。
さすが母親!!







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最終更新日  2007年03月03日 00時26分21秒
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