カテゴリ:カテゴリ未分類
こども達の日々の楽しみの最たるものは、おやつと言っていいだろう。特に今も昔も人気のあるのが駄菓子だ。その駄菓子で、今は見かけなくなったものが沢山ある。そうした駄菓子を紹介していく。
そのひとつに大阪での呼び名が「べろべろ」と言う駄菓子があった。寒天で作られたお菓子で、ちょうど舌(大阪では「べろ」と言った)に似ていたからそう呼ばれた。 ただ、この「べろべろ」はクジ引きで売られていた。1cm角ぐらいの紙をしごいて開けて当たりはずれを見るクジだ。当時は、海老がハズレで鯛が1等だったと思う。 このハズレになった時もらえるのが、長さ5cmぐらいの楕円形でピンク色のものだ。まさに「べろ(舌)」の様だった。1等は、クジと同じ鯛だった。もちろん大きさはぐんと大きかった。 その「べろべろ」は、ハズレのピンク色だけでなく見た目にきれいな色が着けられていた。おそらく合成着色料だと思うが、こども達にはとても人気があったように記憶している。 「べろべろ」の他にも、うす小豆(あずき)色の団子もクジだった。ただ、このクジは団子に刺してあった短い串を引き抜くと、当たりだと端に色が着けられてあった。 当たりが出ると、もう一回引けた。また、うまくいけば何個も当たった。この団子の材料は何かは、当時も聞きはしなかったので、いまだに定かではない。まずくはなかったが、美味くもなかった。 それらの駄菓子は、新聞紙で包んで渡してくれた。当時は、おとなもこどもも、そんなことは非衛生的だとは考えもしなかったし、それによって腹痛をおこした子もいなかった。そんなのどかの時代の話しでした。 「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。 あそびセレクト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.03.06 11:29:55
コメント(0) | コメントを書く |