あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

2007/03/17(土)12:45

ウンスンカルタ:ニュースに見るこどものあそび

あそび一般(3990)

 日本版トランプとも言える「ウンスンカルタ」の話題をネットニュースからひろってみた。【ウンスンカルタは天正年間(一五七三~九二年)、ポルトガルから伝わった南蛮カルタが起源といわれる。江戸時代に全国的に普及したが、とばくに用いられたため幕府が禁止。(中略)「札決めには仲間と目配せを交わすコンビプレーが重要で、奥が深い」】(【】内は記事から一部引用、Google ニュース/熊本日日新聞:2007年3月16日)  この記事で面白いのは、「ウンスンカルタ」のあそび方が、トランプの「ナポレオン」などと同様にチーム対戦なのだ。「ウンスンカルタ」と同じルーツと思われる「花札(花ガルタ)」や「カブ札」などがほとんどの場合、個人の勝負となるのとは違っている。「ウンスンカルタ」も個人対戦のあそび方もあったかもしれないが、県無形民俗文化財として伝えたれている人吉球磨地方では、チーム対戦なのが面白い。  この「ウンスンカルタ」とトランプの「ナポレオン」などは、集団あそびとも言えなくはない。正確に表現すると、屋内集団あそびとも定義できる。だから、いわゆる「集団あそび(屋外集団あそび)」と同様に、人間関係力を育む「あそび」となる。  だから、「ウンスンカルタ」は無理にしても、トランプの「ナポレオン」なら小学生でも十分にあそべる。学童保育所や子ども会などで、トランプあそびをする機会に、このような「屋内集団あそび」を試してみるのもいいだろう。 「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。 あそびセレクト

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