カテゴリ:あそび一般
私はその名称にはあまりスッキリした印象は持っていないが、その活動の意義については関心を寄せている「子育て支援」の、あり方の一つ方向を見るうえで参考になるネット記事があった。
【子育て支援に詳しい武蔵大学教授の武田信子さんは「子どもの体や心の成長に外遊びは欠かせません。日常的に自然の中で遊べる生活環境ではないので、せめて公園や庭で過ごす工夫が必要」と指摘する。これまでの子育て支援は親子が集える施設の一室などを提供することが主だった。「集まった後も部屋から出て、外遊びができるようになるといいですね」と武田さんは話している。】(【】内は記事から一部引用、Google ニュース/読売新聞:2007年5月19日) 「子育て支援」のあり方に、自然の中での遊びとそれを大きな意味合いで含み込む「外遊び」の位置づけとその実際の活動が増えてきたことは、こどもたちにって喜ばしいことだ。こうした活動がさらに拡大・持続すると、やがて公園や広場そして「街中(まちなか)自然」(注:私が提起する造語)の整備がすすむ可能性も秘めており、こどものみならず全ての人に優しい街づくりにつながるだろう。 また、あまりにも不評だったので「教育再生会議」が提言し損ねた「親学」にある、「遊び場確保に道路を一時開放」も、外遊びを支援するひとつの考え方かもしれない。ただ、そうした街づくりのための緊急避難的な政策ならいいのだが、少なくとも「親学」提言の全体からは、伺い知ることができない。 引用した記事には、興味深いアンケート記事が掲載されていたので、その部分も引用しておく。 【「冒険遊び場と子育て支援研究会」は2005年と06年に、乳幼児の親に外遊びに関するアンケートを実施した。ぜひ経験させたい外遊びは、「土・泥遊び」「水遊び」「花や草木のふれあい」「虫取りや魚つり」「木登り」の順。また、親がさせたいと思っていても環境的に難しいと思う遊びは「基地作りや探検ごっこ」、「虫取りや魚取り、花や草木のふれあい」「水、泥、土の遊び」の順だった。】(【】内は記事から一部引用、Google ニュース/読売新聞:2007年5月19日) この結果は、ある程度は予想できたことではあるが、それでも意外だったのは、実現し難さが低位の「水、泥、土の遊び」が、経験させたい外遊びのトップや高位になっていることだ。これを、どのように解釈すればいいのだろうか。 親が望むほどこどもたちは、そうしたあそびをしなくなったのか、はたまた街の環境が、そうしたそとあそびがほとんどできないほど、行き着くところまで行き着いていることなのだろうか。 「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。 あそびセレクト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.21 14:45:29
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