テーマ:子どもと教育問題(292)
カテゴリ:教育一般
(その2からの続き、引用記事は再掲)【親ならば、愛するわが子の才能を伸ばしてあげたいと思うもの。そんな思いから、早くから何らかの幼児教育を始める親が増えている。その早期教育が、逆に子どもを苦しめているとしたら──。(中略)元北海道大学教授で、現在、人間性脳科学研究所所長の澤口俊之氏は言う。「いちばん重要なのは、脳の発達パターンに合わせるということです。われわれの研究所で、0歳児から追跡調査を続けたところ、早期教育を受けた子は、1歳児でもキレやすく、6歳くらいになると、多動性傾向が非常に強く、注意力散漫であることがわかりました。 今、幼児教室や幼稚園などでなされているIQテストや教育などは、科学的根拠がないものが多い。子どもの脳は未分化で、乳幼児のころに教えたことが脳の方向性を決めてしまうので、『とりあえずやらせる』のは危険です」】(【】内は記事から一部引用、@niftyニュース/週刊朝日:2009年9月9日) では、何故、記事のように「早期教育」を受けた子は、1歳児で、極たまに「キレる」のでなく、「キレ」易くなるのだろうか。素直に考えれば、「ガマン袋」に入りきれないほど、欲求が満たされていない状態になっているのだが、「ガマン袋」が小さすぎるか、欲求が多すぎるかのどちらかか、あるいはその両方とも考えられる。 ともかく、「早期教育」と言う乳児にとっては余分な負担を強いられているわけだから、本来自由に近い乳児の状況を考えれば、その負担を無くしたい欲求が、「早期教育」の頻度に比例して大きくなるのは当然だ。それまでに人並みに「ガマン力」が育っていても、欲求が大きすぎれば「キレる」のだ。ましてや、それ以前から過度な「早期教育」が課せられれば、「ガマン力」の育ちも悪くなり、ちょっとした事でも「キレる」のかも知れない。 (続く) エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。 遊邑エッセイ ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.12 21:22:08
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