カテゴリ:諸事一般
【「14~15メートルという、今回の津波の大きさは想定できなかった。想定は甘かったと言わざるを得ない」(東京電力 清水正孝社長) 「想定なり、予測の甘さがあり、政府も十分に事前にチェックできなかったことは、おわび申し上げたい」(菅首相)】(【】内は記事から一部引用、Google ニュース/毎日放送:2011年4月18日) 福島原発事故を巡っての、参院予算委員会の集中審議での答弁だが、今回の大震災以後、何度も聞かされたのが「想定」と「予測」だ。そして、それらの言葉の多くが、震災が引き金となって、新たに引き起こされた人災に、責任を負うべきところから発せられている。 上記記事も、確実に人災と言える福島原発事故と、その人災を招いた当事者、さらに拡大させたと思われる当事者たちからの「想定」と「予測」だ。東京電力の清水正孝社長は、「想定できなかった」とうそぶくが、「想定しなかった」が、自らの責任を謝罪する本当の言い方だ。 「想定できていたが」企業利益を考えて想定しなかったのだ。現に、過去に今回の事態を想定した結果、政府や企業は対策を指摘されていた事実もある。それを、政府(現政権ではないが)と企業が意図的に無視したのだ。 同様に、菅首相の「想定なり、予測の甘さがあり」も、「想定なり、予測を誤った」が妥当で、「おわび申し上げたい」でもなく「おわびし辞任いたします」が、正しい責任のとり方だ。政権誕生からの期間は、想定・予測の誤りを正すには十分に長いのだ。 今、事態が進行中だから、首相や社長の交代は、もっての外との考えもあるが、すでに国民や社員(部下)からの信頼が地に落ちているのだから、全国民と事故現場で作業されておられる方の全員が、心を一つに奮闘するためには、新たなトップが望まれるのだ。 エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。 遊邑エッセイ FC2ブログランキングにも登録しています。 ↓よろしければ、ご支援のクリックを↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.04.20 20:35:04
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