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あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2012.11.01
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テーマ:学童保育(53)
カテゴリ:学童保育

 「あそびの記録表」には、基本的な技術の必要なあそびについて、こどもたちがその技術を習得しやすいように考慮した、「あそびの段級位」も記録していたことは、昨日のブログ記事で紹介した。その「あそびの段級位」の取り組みには、幾つかの工夫をした。

 まず、初心者向けの「級位」と、上級者向けの「段位」に分けたこと、そして「級位」は比較的簡単に、昇級出来るようにした。それは、こうしたあそびの段級位の認定は、けん玉やお手玉などでは、全国規模の組織・団体で行われていたが、少なくとも小学生にとっては、昇級が難しかったからだ。

 次に、その級位取得の最初のレベルを、「これからやりはじめたいと思う。」に設定したことだ。だから、「やりたい」と言えば、誰でも「10級」になることができて、「あそびの記録表」にも記載した。初めてのことに、自らの意志でチャレンジしたことを正当に評価するためだった。

 この「やりたい」と言う、自発的な意志は、その後の技の習得に決定的なポテンシャルとなり、前記の昇級そのものの容易さが加味されて、実際多くの新一年生たちが、比較的すんなりと技を習得していった。

 それでも、就学前の幼稚園や保育所での取り組みや、学童(学童保育所)入所以前のあそびの状況などの影響で、なかなかチャレンジしようとしないこどもたちもいた。そこで、そのこどもたちのための手立てとして、「あそびの記録表」と同様に、段級位の認定は、毎年継続しての通年常時認定とした。

 未チャレンジの子も、その子の好きな他のあそびや、いろんな行事や取り組みなどの、学童での生活を通して築き上げた、他のこどもたちとの絆により、チャレンジする敷居が低くなっていく。それは、その分だけチャレンジする可能性を高めることとなるのだ。

 実際にも、高学年になって初チャレンジし、見事に段位を取得した子も少なくなかった。しかも、低学年に比べて、誰でも運動能力がそれなりに向上しているので、昇級のスピードが速いので、それがまた、その子の自信となる相乗効果もあった。

 なお、以上のような保育実践が成立するには、強制と否定的評価は一切しないと言う、原則が貫徹されなければならないのは、「あそびの記録」と同様に言うまでもないことだ。(「あそびの段級位表」の例はこちら

「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。

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最終更新日  2012.11.01 17:15:17
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