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2005年01月17日
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東京で一番好きな街はどこかと聞かれると迷わず答えられるのがこの街だっ。
神保町-御茶ノ水-秋葉原を結ぶ「ゴールデントライアングル」

ここは高校生・予備校生の頃から好きだった。
そしてさらに湯島・上野不忍池・浅草辺りまで結ぶと「萌えなお気に入り地帯」となるわけだ。


あたくしはどちらかと言うと古さを残した繁華街が好きなのである。
駄菓子屋さんとか中古CD屋さん、大きな本屋さんとかが雑然とあったり商店街の入り口に肉まんを売っているお菓子屋さんがあったりするといいし、店先でイカ焼きとかホタテ焼きを売ってる惣菜屋さんとかがあるともっといい。


お昼、部長もJJ師も外だったし、「さらに」一緒に食したくない隣課の課長一人だったので思わず、あっお昼三省堂に用事があってねーと、一人そそくさ出発したのだった。


でも実際用事があったのだ。何か?

それは、未開拓B級グルメ発掘の旅、先ずは足許からのサーチだっ。

ゴールデントライアングルには「七條」とか「さぼうる」とか雑誌・インターネットでも有名な店がかなりある。

あたくしもインターネットとかで名前を知ってはいるが一度も訪問をしたことの無い店がある。いや訪問したことのない店の方が多いと思う。

今更ながら初めて行く本日の店は、知る人ぞ知る、あのカレーの老舗、神保町・カレーの「まんてん」だっ。たまに通りがかることがあったがどういうわけか通り過ぎていた。


ちょい早めに一人着いたのは11時40分くらい、古びた概観だっ。
店に費用は一切かけていないことがうかがい知れる。


行列を作っていると聞いたがまだ席とかは空いていた。
店先のウィンドウにはメニューが陳列している。

どれにしようか...。
.....
おっ...
安い、安すぎる...。ジャンボカレーでも500円、ワンコインだっ。

いまどき大盛りの「上」が500円など東京の中でも滅多にお目にかからないではないか。

早速入店したら、コの字型の古びたカウンターの中には、愛想の無いおいちゃんとこれまた愛想のないおばちゃん達3人がせせこましく働いている。

ここの近所のこれまた超有名なとんかつの「いもや」のおいちゃんも愛想がないが、それに引けを取らない愛想のなさ。愛想不足のおいちゃんの老舗は美味いという法則でもあるのか?


あたくしは初めてのお店は緊張する性質だっ。
着席して周囲を見まわすと座っているのは男性の若いサラリーか学生がほとんどだ。

怖そうなおばちゃんに、「あのージャンボカレー(=ワンコイン)」と。
無愛想おばちゃんがおもむろに出してくれたのは小さなカップに入ったソース...
.....
ではないようだ。デミタスコーヒーのような感じ。
ミルク...砂糖...
無いっ...。

カレーの量が多いと予見されたので、コーヒーに手をつけるのは止めた。でもまさかワンコインでねー.....。


そしてコップ水に入ったスプーン。
噂に聞いていたが、これが「まんてん」の流儀らしい。

そして目の前には底の深いタッパに入った山盛りの福神漬け。
Y奈が見たら泣いてよろこぶかもしれん。
あっ辛味香辛料も横にあるっと一人悦にいっていたら...。

.....
カウンターの中で無愛想おいちゃんが通常のカレー皿よりも深く大きい丸めの皿に...。
数えた、へらでの盛りの回数を。
...
一回...
二回...
...
なんと三回目の間でおいちゃんは底が抜けよとばかり...押しつけた...。
三回...
四回...
...

早い話、大きめのカレー皿に山盛りのライスだっ...。
注.といっても深いカレー皿で押しつぶしているので、そんなに高く盛られてはいない。


嫌な予感がした。まさかこの皿ではないよなー。。
ふとおいちゃんの横を見るとずんどう鍋には、昔ながらの色をしたカレーがすごい量。

そして...
おいちゃんは何をしたか。

そう、そのカレーを山盛りライスに...
...
ぶっかけた、2回。この表現が一番正しいと思う。

ハイお待ちどうと置かれたテーブルにこぼれるカレー。
これも流儀らしい。

だから小麦粉の利いた粘り気のあるカレーなのかと妙な納得感をもっためくばせである。
このとき感じたのはこの感覚。

...
恐怖心なんす。

これは...
これは食し切れないと。ゆうに2~3人前くらいある。

もし残したら、この無愛想おいちゃん・おばちゃんに怒られるのではないかという恐怖心がむくむくと湧いてきたあたくし。

そして食そうとしたその時、横の二人連れの学生が囁く声が聞こえた。
.....
すげえ...。食いきれないから大盛りにしよう。


その学生達は大盛りのカツカレーを注文していた。
どういう目で見られているのか気になったので周囲を見たら、ジャンボ皿はほかに一人しか注文していなかった。


後悔と恐怖心ばかりがもたげためくばせだったが、こうしていても仕方が無い。
...食そう


カレーはひき肉タイプで思ったとおり堅めのルーだ。
味は...カレー戦争の神保町においては昔ながらの普通すぎるカレー。
注.神保町にはエチオピア、共栄堂のスマトラカレー、ボンディの欧風カレー等々、多々あるわけだっ。

それにしてもトッピングを注文しなかったのが不幸中の幸いだっ。


食し続ける。
...
減らない。
...食す。
...減らない...
ほんとうに減らない.....。焦っても仕方ないが.....。
どうしよう...。

これから先の恐怖心との闘い。


ふと斜めを見ると、大盛りカレーのルーが減って、皿を突き出すにーさん。
そのままずんどうからカレーをかけてあげるカウンター内の大将。

もしかしたらここは「超」がつく良心的な店なのかしら。

......
最後の1/4くらいのところでさすがに苦しくなって頭を上げたら、3人置いたところの客のおいちゃんが。

注文していたっ、あの有名な「ジャンボ・全のせ」。

すなわち、あたくしの注文したジャンボカレーにさらに全てのトッピング(ジャンボカレーにカツ1枚、コロッケ2枚、シュウマイ3個、ウインナー3本)を乗せて、皿からカレーがぽたぽテーブルにこぼれ落ちる光景。
インターネットの画像と一緒ではないか。







↑(写真お借りしました。冗談ちがった上段ジャンボ全乗せ、下段ジャンボカツ)

見ているだけで気持ち悪くなる量だっ。


こんなの食せるのか?

と思ったら涼しそうにスプーンを口に運ぶおいちゃん。

常連なのかもしれん、「痩せの大食い」なのかしら。


ここに来たらB級グルメの象徴「ジャンボ全乗せ」の生ジャンボを拝みたいと期待していたから、お目にかかれるとは、これは1月から縁起がいいかも。(なんのこっちゃ)


お腹が痛くなるような満腹ではなかったがこれは相当きつい。

ったく大学生でもないいい歳のおやじが、しかも会社の昼休みに何ばかな挑戦してんだろうと笑ってやって欲しい。


ただ、いずれにしても庶民の味方のこのカレー屋。出口を出たらきっと挑戦者を含むであろう男性のお客が数えたら16人列を作っていた。


おいちゃんいつまでも長生きしてね、だけど、めくばせはカレーは当分いいやとスラックスのベルトを緩めながら、飲まなかったコーヒーは全然惜しくないものだと店を後にしためくばせなのであーる。

そして、あー本日の夕飯が何かと考えたくないとつぶやきながらね...。

PS.本日夜は飲む機会がございまして、ほとんど食の方は手をつけず










本日の食卓はお勝手口から





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最終更新日  2005年01月17日 23時06分52秒
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