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カテゴリ:妻の機嫌
その昔あたくしもそうだったが、「シミュレーション」という言葉を間違えて「シュミレーション(=趣味レーション)」と覚えていたことがあった.....。
いまだに「シュミレーション」と発音してしまう御仁を会社の中だけでも少なくとも2名いる。 ..... .....んなことどーでもよいわけでございますが、本日「楽な家庭引き篭もり最終日。」 このままでは不味いっ、なんとか行動を起さねばということと、一昨日の妻の一言、「小学生の子供なんて翌日から松葉杖ついて学校言ってるわよ」および「明日(=すなわち今日)一度下見に行ってくれば」ってまるで「気の弱い呑み会の幹事役」じゃないつーの。 ただまてよ..... あたくしも結構人目を気にする気弱な御仁、実は昨日の夜から今日行こか行くまいか悩みを持っていましたが、念には念をということで本日は「プッチな大旅行~通勤シミュレーション」ということで大のおやじがそわそわしながら今朝を向かえたわけでございます。 早朝にテレビをつけたらなんとブラジルもイングランドも負けたではございますか。 外景色もどんよりして今にも泣きそうなお空。 何かとても嫌な予感がする本日の日曜日でございます。 無言で2階の机に朝食を置く妻。 下に行くからいいと言ってるのに、骨折以来家族と隔離食事でございます。 何か1Fで勉強している(これも変なわけではございますが.....)娘など避けさせるようにしたいのではという被害者意識のようなものも出るわけでございますが、部屋のPCTVを見てたら、なんとか持ちそうな天気。 朝の8時半に出発の本日。雨降りを想定したより会社に近い駅に到着する線を使用するシミュレーションでございます。 妻からはめんどくさそうな声で、(最寄駅まで)送っていこうか?という一言が。 ほんとは送ってもらいたかったあたくしですが、ほんとにめんどくさそうな声と何か用事がある風だったので、最寄り駅まで松葉杖で何分かかるか試して見るからいいよということで、左足サンダル、右足靴というちんばな風情で出発するめくばせ。 人の気も知らない妻はこの歩き方だったら、松葉は左足でも大丈夫でしょとつれないサジェスト。でもこれは手馴れてないと階段とかでけつまずく可能性があるので初日のため安全を見て両方ということにしたわけでございます。 普段8~9分のところ松葉で休みなく歩いて22分かかりました。 普段いかにせかせか歩いていることが実感できるわけでございます。 小学校の5年生のとき肥満児だったのですが、徒競走で次々と抜かれ、遠ざかっていく原風景をそこに見たあたくし。ただなんとなく心に余裕が持てるような気もするわけでございます。 普段使用しない駅のエレベータを使い、あっ最寄り駅もこういう違った光景があるんだーと妙に新鮮感覚があったわけねー。 ただこの姿、なんとなく恥ずかしく、また座っている人に気を遣わせたくなかったので、ドアに寄りかかっていたわけですけど。気になったのは妙に視線を感じるわけねー、自意識過剰ですけど。ちょっと中吊り見ていて視線を座席に何の気なしに落としたら、思わず狸寝入りするそこのおにーさんっ。 気持ちはやさしいのかもねー。 JR中央線の某乗り換え駅。 ここはエスカレータの上下もあるため、そこに行こうと。分かったのはこういう体だとなるべく人様に迷惑をかけないように一番最後に乗る気持ちになるってことねー。 よくよく見ると日曜日だっつーのになんでこんなに急ぐんだろうと。 1台乗り遅れてる次の電車に乗ったわけですけど、このとき人生初めての経験をいたしました。 またつり革側でなくドア側に寄りかかっていたのですが、わざわざここどうぞと空けてくれた独身風OLのおねーさん。 結構ですというのもなんなんで、ありがとうございますと深ぶかとお辞儀をして座らせていただきました。こういう滅多にない経験ですっかり気分のよくなっためくばせ。ちなみにおねーさんは一番端のドアの方に移っていきました。 こういうおねーさんは幸せな結婚をしてもらいたいよなーと顔が少し緩んだめくばせはまた前の座席の御仁に何の気なしに目を落とすとあわてて視線をそらした模様。 そんなにこの姿は見世物なのかいと問いかけたくなり申したが、舞上がり気味の気持ちが漸く落ち着いたわけでございます。たまには骨折もいいもんだよななどとは思いませぬが、人のやさしさにもろに触れた瞬間でございまして、いい経験をさせてもらっております。 20分ほどして乗車する3本目の某イーストウエストライン。 次の乗り換え駅は上りのエスカレータはあるけど、次の乗り換えのホームには下りのエスカレータがないわけで。 妻からはなるべくエスカレータの近くのドアの車両に乗るよう、JRのHPで構内図も見ておいたんですが、最後に乗ろうと思い、少し離れたドアから。一陣が乗り終わるのを見届けてエスカレータに乗りまして。 ここは地下鉄のパスネットとJRのスイカの併用が分からなかったのでわざわざ改札まで言って駅員さんに聞いたら内容はともかくいつになく親切な返事。おまけに前に立ちはだかった次のおばちゃんに、前のお客さんがいるんだからどいてくださいっと。 JRの駅員さんはどこの駅でも体の不自由な人にはやさしいのねー。 最後の地下鉄駅はエスカレータもエレベータもなく出口までたいへんでございました。 あらためてバリアフリーの設備投資について考えさせられてしまいました。 そんなこんなで会社の最寄駅についためくばせ。あとは歩いて5分とかからない会社入り口だっ。 ただ最後になって思ったのはいつもより相当疲れたという感というよりか、この格好で歩くと、蒸し暑かったこともございますがほんとにいつになく汗だくになるということ。 腕は疲れるし、左足にも結局負担がいく。 松葉杖での通勤はやはりたいへんなわけでございます。 会社に着くと部下が2名仕事をしていました。第一声がだいじょーぶですかぁという脳天気な声。 ああ明日から暫くの間、皆からお仕着せの同情を受けてこれに応えなくてはいけないのね。 たまっているメールを見たら軽く250通を越えてるではございませんか。 結局午後1までメールをはくために見っぱなしで、昼は課にストックしてあったメンバー用のクラッカーを食して会社の玄関を出ためくばせでございます。 外.....雨が降っている.....。 .....まっいいや、ちょうどシミュレーションになるわということで、松葉杖2本を左手に右手に傘。 あたくしの場合まだ軽いからいいけど、これ複雑骨折の人とかたいへんなんだろうなと思いながらもこれまた最近のは軽いのねーと感じる杖で無事駅まで戻れました。 この後もプッチなエピソードはありましたが、長くなるのでこの辺で。 呑み会がない限り、妻にはいつも帰るメールをしているわけですが、本日珍しく返信が、 丁度家の最寄り駅に向かう電車に乗ろうとしていたところ、迎えに行くから途中駅で乗るところでメールくださいと。 なんだかんだ言ってもこういう一言(一メール)は嬉しいものでございますね。 ただ迎えの車内ではあまり痛そうに見えないだの、杖の付きかたが反対じゃないのとかマイナス要素の発言ばかりですけどねー。 まっそれにしてもこれ日曜で空いているからそれなりに楽だったものの、やはり明日からの出勤は妻が言うように思い切り早く出たらということに従おうと思うわけでございます。 ----------------------------------------- PS.気の弱いお方はご覧にならないでください。左のフォトアルバムの「他のフォトも見る」の「骨折」をクリックしてパスワードを入力(パス:「bone」(英小文字))すると現在の骨折状況の画像記録がございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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