子守唄
十数年前子供がまだ幼稚園に通う頃、子供と三人になった事が有ったお母さんの留守、子供の願いで川の字になって寝た。娘二人が寝る、私は落ち着かなかったので自分の部屋に戻ろうとすると娘達は目を覚まし腕を掴んでいた。いつの間にか私も寝てしまい次の朝寝坊をしてしまった、この事は娘達の記憶に今も残る昨日の思い出の一つなのだ。この頃私も若かったし自分自身もまだ子供みたいな物で我が子を友達みたいに思っていたのかもしれない、今は親としてこれからどうお互いに生きてゆくか子供と向き合う事が多い。先日、車の中で子供の頃によく私が歌っていた「ブラームスの子守唄」を歌った。誰も覚えていないらしい、ショック!!でも、静かに聞いているのだから悪くは無いはずだ。車の中で笑い声と子守唄が県道を走りぬけるのだ、このまま時間が止まる・・・・。