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カテゴリ:ヘルパー日記
せっかく現場に出ているのに、
ただ漫然と仕事をこなす日々。 しかし、その日々が、私の中にある強烈な感情を刻んでいきました。 「本当のケアって何だろうか?」 「皆、何でこの仕事をしているのだろうか?」 「やりがいを持って仕事を出来ているのだろうか?」 「一対一のケアをやりたい!」 そんな思いを強く抱くようになると、 現場の見方が少しづつ変わっていきました。 よ~く見ていると、職員さんも苦しんでいました。 食事介助も、排泄ケアも、 一人に時間を掛けていては、 業務を終わらせる事は到底できないのです。 何かを訴えてきた利用者さんに 「ちょっと待っててくださいね」 と、 何度も何度も・・・言うしかないのです。 職員さんも、現場の力だけではどうすることも出来ない現実と戦っていました。 同じように苦しんでいました。 それを感じないように、それと向き合わないようにするには、 漫然と業務をこなす事に身を任せるしかない。 感覚を麻痺させていくしかない。 ケアする側の都合で、相手を管理する 集団を少人数でケアするという事は、そういうことなのだと。 そんな事を感じるようになってから、現場との向き合い方が変わっていきました。 「せめて、自分だけでも、利用者さんとじっくり関わっていこう! 一対一のケアをしよう!」 意気込んで、仕事に行くようになっていきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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