テーマ:介護・看護・喪失(5299)
カテゴリ:脳卒中で半身不随の父
昨夜はリハビリパンツのみで寝かせたが、やはり失禁してしまった。昼間は尿意がわかるが、睡眠時は尿意の感覚が鈍い。9月までは比較的「おしっこ」と訴え、尿瓶でできていたのに、10月に入ってからは失禁なしの日は一日もない。前にできたことが近頃できないのは、どうしてだろう?寒くなってきたせいか、せん妄状態が多いからか‥。
13時、M病院でOT(作業療法)。左手を右手で持って、腕を上下させる機械を5分間やるが、左手を持たず右手だけ動かしていたり、スピードもゆっくりで、気合が入っていない。最近、左腕が硬くなることが多いとA先生に話すと念入りにマッサージをしてくれた。ベッドでの立ち上がりを10回。身体が前のめりで、立つ姿勢がわるい。 PT(理学療法)でも、身体が硬い話をすると、S先生が「右足もこんなふうに自分で力を入れちゃってますね」とストレッチしながら、突っ張った足を見せてくれる。寝る前にいつも片足ずつ曲げ伸ばしをするのだが、足に力が入っていてかなりの力が必要だった。あれと同じ状態。 「今日はボールを使ってみましょう」と、仰向けなって大きなゴムボールに両足を乗せて左右に動かしたり、座って右腕の下にボールを入れて身体を右側に倒したりする。また、先生が膝立ち姿勢で枕を持ちながらボールを身体の前面に置き、父がボールを背にして身体を伸ばす訓練をする。ちょうどリクライニングのイスに座った感じで、父も力が抜けて、気持ちよさそう。痛みもなく、「楽だ」とのこと。 もともと不器用で「力を抜いて」と言われると、逆にガチガチに力を入れてしまうタイプ。自分で抜けない場合、どうやれば力を抜いてあげられるかというのが、とても参考になった。その後の座ってのバランス、立ち上がっての風船打ちも気のせいか、いつもよりうまくできてるように見える。歩行は、杖と右足が同時に出てしまうが、左足はよく出ていたとのこと。 夕方、盛んに「ボケてる」「現実感がない」という。また、久しぶりに「怖い」「不安だ」とも訴える。「何が怖い?」と聞くと、「わからない」との返事。不安になるとじっとしていられないともいう。対処に困る。かゆみもひどく、全身を血が出るほどかきむしるので、寝る前にアタラックスPを飲ませる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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