介護人の備忘録

今日は父をデイサービスに送り出し、母の通っている漢方薬局主催の講演会に行った。講演会の前に、薬局で母の薬を処方してもらってる間に、血流計という装置を試してみる。血圧は108－79mmHgでいつものように低め。ところが、総抹消血管抵抗（総抵抗）が、「乏血型」（体力低下・過労型）と判定されてしまった。これは血液が隅々まで流れていない、要するに血液が足りないということらしい。ショック！正常範囲内から400も離れている。悪性の肉腫が転移してる母でさえ、正常範囲内なのに‥。

TP-KSという動脈硬化度や心負担（心負荷指数）の数値は正常範囲内だったが、自分にまさか血が足りていないとは思わなかった。でも、思い返すと先月飲みに行った帰りに、電車で貧血を起こしたっけ。自分では元気なつもりでも、身体は危険信号を発していたんだね。という訳で、早速「婦宝当帰膠」を処方してもらう。この漢方の効能・効果が“更年期障害”と記載されてて、またガックリ。

漢方の講演会は、「血液サラサラ免疫力アップ」がテーマだったが、お血（おけつ）や老化防止の話を真剣に聞く。足の冷えや首・肩のコリ、肌のカサカサなど自分に当てはまる症状も多かった。中医学の考え方は、四診、五臓六腑の理論、陰陽説など、奥が深く、自然の理にもかなっているし、素直に受け入れられる。人間を探求するにも面白そう。

帰宅すると、父がデイサービスから戻っていて、弟が面倒をみてくれていた。施設で昼寝の際に、失禁したらしい。父曰く、「無意識でおねしょしちゃった」とのことだが、ここのところ昼間の失禁が多いのが気になる。感覚が鈍っているのだろうか。

２０時半頃より、わがままを言い出し、物を投げたり、母を殴ったりする。無視していたら、車椅子からズリ落ちた。しばらくほおって置く。「助けて～」「ごめ～ん」「もうやらないから～」と、声にならない声で叫ぶ。「誰が悪いの？」と問うと、「俺じゃなくて、右手が悪い」とのたまう。まったく呆れる。近づいて起こそうとすると「バカヤロ～」「虐待だ～」「警察に言ってやる！」だって。こっちのほうが警察に言いたいくらいなのに…。デイサービスで欲求不満が溜まっていたのかなあ。