昨夜、甥は2回目覚めたが、お茶を一口飲むとすぐに寝付く。朝から元気全開!姪は嘔吐は治まったものの、下痢は続いていて、よく眠る。15時、父を迎えにKホームへ。父と目が合い、手を挙げると泣き出す。職員さんからショートステイ中の様子を聞く。睡眠は取れたようだが、尿パッドを投げたり、破ってポリマーを散乱させたらしい。やっぱり‥。せん妄だったのか‥。
二晩とも全衣類とリネン類の交換とは申し訳ない‥。ほかには「時々、泣いていましたよ」とのこと。帰りの車中、父に「今までのなかでは何番ぐらい?」と尋ねると「一番」と答える。「本当?この前よりもよかった?」に対しては「ずっとよかった」。ホッと胸をなでおろす。父が気に入って、施設から何も言われなければ、毎月頼める‥。
帰宅直後に失禁。まだ、黄色の尿だ。色が少し濃くなった感じ。夕食後、「疲れた」と洗面して、ベッドへ。今日はツナギのパジャマを初体験。左腕が曲がっているため、着衣が難しい。やっとこさで着せると、「おならが出る」「うんちだ」。ひえ~。“不潔行為防止ツナギ”の説明書を読んでいないので、脱がせ方がよくわからない。
そのままトイレまで歩かせ、掴まり立ちの姿勢にする。股にU字に沿ってるファスナーを上げるが、外れず、お尻が出てこない。仕方なく、片方の足のすそをめくり上げ、排便。施設で午後に排便した割には、よく出る。裸足の父を苦闘しながら支えていると、母と私の間に甥が割り込んで来る。邪魔だけど、両手が塞がっていて動かせない。
狭いトイレに大人3人、子供1人が奇妙な格好で密着。排便終了後、ベッドへ戻ると「残便感がある」と再び唸り始める。「ここでしてもいいよ」と支える。ふと気づくと、甥の姿が見えない!さっきまでベッドの手摺りに掴まってたのに‥。探すと何とトイレで便座を掴み、伝い歩きしていた!トイレの扉が開けっ放しだったぁ。便器の中を覗きながら、便座を伝って歩く姿に大笑いする。
尿パッドに少し排便した父を、トイレへ歩かせる。2、3本、鉛筆のように細く、小さい便が出るが、まだ「残便感がある」と言う。「もうあきらめよう」とお尻を拭くと、紙に血が付く。ありゃ?と思って覗くと、ひどい脱肛!イキみ過ぎだ。ウォッシュレットすると痛がる。排便は中止し、ベッドへ。「残便感がある」と盛んに訴えるが、あの脱肛では仕方がない。
21時半、就寝。今夜は初めての“不潔行為防止ツナギ”。自分では外せないようなホックになっているけど、果たしてどうなるか?ショートステイは思っていたよりも、父が気に入ってくれてよかった。別れ際、職員さん2人に手を挙げて挨拶。婉曲に拒否されずに来月も利用できますように。