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カテゴリ:物語シリーズ
彼にとってストレスになるものがどんなものなのか…
彼は気づいているんだ。 でもだからといってその原因を除去できるほど器用ではないわけで。 伝えたいことはたくさんあるんだって思っているのに なかなか言葉にできないって… 君は彼のことなんてすぐに忘れてしまうんだって知っているんだ。 彼は君のことをどの程度考えているのか知らないけどね。 ただ君の言葉が温かくて それが希望に満ちていたって思っていたのに… 君は翌日にはそんなことなかったみたいに… そして明日には彼のことも忘れてしまうんだ。 本当のことを伝えようって思ったら それなりの覚悟が必要だって思うし 君はきっと彼に本当のことを伝えるつもりなんかないんだろうね 彼の苦しみは君は知っているはずなんだ 君は彼の苦しみを痛いくらい感じていたはずなんだ。 その苦しみが時とともに風化しているなんて信じないで欲しいな。 彼はまだ苦しんでいるし、 本音の一歩手前でとどまることを勇気だなんて 彼はそんなことを口にしていたよ。 僕は彼の味方だし、 同時に君の友達でもあるんだ 君が苦しんでいたことも知っているつもりだよ。 ただ君は彼と違って僕には弱みを見せなかったけど… 伝えたいことは山ほどあるのに… 本当のことを伝えることがお互いにできないなんて 辛いんじゃない? 彼のことなんか明日には忘れてしまうんだろうけど 君の一言が温かかったから 彼は少しだけ 強い酒を口にしてみたりするんだ… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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