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ウイスキーと自由はともに進む>挨拶
以前、挨拶でシリーズ化してた「酒の格言シリーズ」復活!? 本日はスコットランドの国民的詩人ロバートバーンズの言葉。 読了本紹介します。 いまさらかよ!?って感じですけど、やっと読めました。 伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」 だいぶ前からバーテンダーI田氏のお勧めであったり、以前カフェ「F」にいらっしゃたS根様のお勧めであったりしたのですが、なんとなく読みそびれていました。 「死神の精度」を読んで以来、すっかり伊坂幸太郎のファンになってしまった私ですが… 日々増える読みたい新刊の存在に追われて なかなか読めないでいたんですよね… 知人に文庫版をお借りしまして、やっと読む機会を得られました。 <あらすじ> 嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。 この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが思わぬ誤算が。 せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされてしまった! 奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体の出現…。 映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス! いやぁ・・・バカな作品だ… バカにしているんではなくて誉め言葉としてね… 主人公銀行強盗犯4人組(要するに陽気なギャング)の持つ特殊能力 銀行強盗の売上を他の現金強奪犯に奪われるアクシデント… ありえない展開… 現実にありそうで…絶対にありえない…とも言い切れない… ギャングたちのシュールでジョークの効いた会話の流れなんて 読みながら思わずクスって笑ってしまうみたいに… でもテンポがいいから思わず入り込んでしまう… 冒頭に展開する銀行強盗のシーン これぞ正しい銀行強盗のやり方と言わんばかりの鮮やかさ。 ひとつの見せ場になっているんだな… 現金をカバンに詰めて緊迫の逃走…の中に現れるアクシデント… この展開の早さが読んでて気持ちがいい!? そして横取りされた「売上」に関わる重大な秘密… 陽気なギャングたちの売上奪還作戦が幕開け! いい!! バカっぽくていい!! ただこのありえない展開のための布石は物語の随所にちりばめられているからすごい!! ある布石はわかりやすい形で ある布石は読み終えて気づく形で… 賢いギャングの腹の探り合い… ギャングってより詐欺師になった方がいいのではないか!!? と思ってしまいました。 あまりラストシーンを多くは語りたくないのですが… なんとなく古い映画「スティング」を思い出したラストシーンでしたね。 「スティング」ほど鮮やかではないし、スティングのアレは現在では使い古された手法になってしまうんだろうけど… ただ… そんなわけでラストがちょっとわかり易い感じがあったかな。 コミカルで速いテンポと笑わせてくれた展開に免じて(個人的に好きな作家だし)★4つ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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