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Mar 11, 2007
カテゴリ：本を読みました。
「今、何をしたいか」
という問いにはいつでも 「酒が飲みたい」 と答えますけどなにか？？＞挨拶 奥野修司「心にナイフをしのばせて」 読了しました。 高１の息子を無残に殺された母は地獄を生き、 同級生の犯人は弁護士として社会復帰していた！ 追跡！２８年前の「酒鬼薔薇」事件 こう言ったタイプの本を読む機会はほとんどありませんでしたので 評価がどうとか言うのはちょっと出来かねます。 ノンフィクション作品 ２８年前… サレジオ学園で首切り殺人事件が起こった。 被害者は加々美洋君 体中をめった刺しにされ、挙句首を切られるという凄惨な現場… 犯人は同級生の少年Ａであった… この作品は被害者家族に焦点を合わせたルポタージュである。 事件から３０年… 被害者家族の生活は根底から変わらざるをえなくなる… その痛ましい内容は是非この本を読んで目の当たりにしていただきたい… そして少年法の壁… これは近年になってようやく見直されてきた部分でもあろう。 少年法の目的は犯人の更正と社会復帰なのである… そして犯人は「更正」し、弁護士として人助けという「社会復帰」を成しえた…。 めちゃくちゃになった被害者家族と、 国の補償を受け、過去を（表向きには）清算した少年Ａ 養子となり、名前を変えて人並みの生活…人がうらやむような生活を送る元殺人鬼… そして今なお、謝罪はなく、慰謝料の支払いも僅かで止まっているという… 「あいつらをめちゃめちゃにしてやりたい」 三十余年が経過しても、今も被害者はあの事件を引きずっていた。 おそらく生涯に渡って続くのだろう… 歳月は遺族を癒さない。 そのことを私たちは肝に銘じておくべきだと思う…。 （帯より抜粋） 裁くことが目的ではないという少年法のあり方… 果たして守られるべき存在は… ありきたりな意見でしかないけど 少年法で守られるのは加害者なのである… 被害者及びその家族はマスコミにさらされることになるのは周知の通り… それでも少年犯罪の加害者は守られるべきなのでしょうか？？ １９８９年埼玉… 女子高生がコンクリート詰めの死体で発見された… 未成年の少年ら４人が一人の女子高生を４０日間に渡り監禁、暴行を繰り返した末路だったという… 私はタイムリーでこの事件を知っているわけではないのですが 私より年齢が上の方々なら耳にしているのではないでしょうか？？ その監禁暴行の内容は凄惨そのものである… 人としてそこまで惨くなれるのだろうか…と言うくらいに… 17才の女子高生を40日にわたって監禁した上､数名での強姦、殴る蹴るの暴行、ライターのオイルをかけ点火するなど、激しく執拗な暴力を加え、死体をコンクリートに詰め遺棄した事件 被害者の母親は、一人娘が死に至った詳しい経過を聞かされた後、精神科に通院治療を受けることになった ボストンバックに詰められ、掛け布団２枚にくるまれた女性の死体が入っていた。 死後２ヶ月以上経過、腐敗が進行しており状態は悪かった｡ 皮下脂肪の厚さは通常の6割程度で栄養失調状態。全身に殴打による浮腫（リンパ液が多量にたまり腫れ上がった状態）があり、死因は外傷性ショックまたは胃の内容物を吐いたことによる窒息死とされた。 顔面が陥没・変形していたため、外見からの確認は困難だったが、指紋や歯などの照合から、11/25夜アルバイト先からの帰宅途中で行方不明になった埼玉県三郷市高州１丁目の県立八潮南高校３年生の少女（17）であることが確認。 八潮市内のアルバイト先に行ったまま帰宅しないと吉川署に捜索願を出していた両親は、無事に帰ってくることを心待ちにし、父親は仕事を休んで行方を探していた。 （プロファイル研究所「女子高生コンクリート事件」より抜粋） この事件に関しては詳細を書こうと思えばきりがないのです… それに書いているだけで気分が悪くなりそう… 興味がある人間は勝手に調べてくれ… 少年法で守るべきはなんなのでしょう… 被害者の女子高生は実名報道される（されていたのかどうか知らないけど…）のに対して 少年らはプライバシーを守られる… （週間文春では少年らを実名報道していたらしいが…） 更正の余地ってなんだろう… もちろん先の少年Ａのように世間的には立派に更正している可能性だってある… （あくまで事件を知らない人間にとっての更正ってことですけど） 最後にエピローグとしてこんな話を… ２００４年監禁致傷の疑いで一人の男が逮捕される 神作譲（かみさくじょう、当時３３歳） コンクリート事件での加害者で、懲役刑を終え出所した少年の一人である… お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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