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カテゴリ:楽しむ受験
のっけから謝らせていただきます。
私、「手段」と「目的」を間違ってしまいましたm(__)m もともと、「中学受験生を少しでもフォローできれば」と思って始めた「受かる!」シリーズの配布でしたが、第3段「受かる!テキストの使い方」の配布があまりにも遅れています。 「お待ちしています」とのあたたかい声をいただきながらここまで延び延びになってしまった理由。 それは、 「きちんとしたモノにまとめようとこだわりすぎた」 からです。 その結果、内容が膨れ上がって、完成が遅れていると。 って、それで配布が遅れてたら、当初の目的と違うじゃん!という当たり前な事実にやっと気がつきました。 いつのまにか、「手段」が「目的」にすりかわっている…。 申し訳ございません! あぁ、こんな言い訳を読んでいる時間ももったいないんですね。 重ねてお詫びしますm(__)m ということで、きれいなモノにまとめるのは後回しにして、今日から何回かに分けて、「受かる!テキストの使い方」のエッセンスをお伝えします。 まず今日お伝えしたいことは、 「手持ちの教材を学習の羅針盤に」 ということです。 中学受験を考えているお子さんで、手元に塾のテキストなり、購入した参考書、問題集なりが全くない方はいらっしゃらないと思います。 (まだ時間に余裕があって、これからテキストを選ぼうという方には、後日「テキストの選び方」をお伝えしますので、しばしのお待ちを。) そこで、まずはお手持ちのテキストを十二分に活用していただきたいのです。 というか、手持ちのテキストを活用しきらないうちは、新しいテキストに取り掛かってはダメ!!です。 というのも、「成績を上げる」=「わからないことをわかるようにする」という原則に立って考えれば、学習の第一ステップは 「わからないことを明らかにする」 となるからです。 お子さんは今お持ちの参考書、問題集、塾で配られるテキスト・プリント等々、手持ちのテキストの内容をすべて理解していますか? おそらく、自信を持って「完璧」と答えられる方は少ないと思います。 それではまず、丸一日かけてでも、ノートとにらめっこしてテキストに印をつけてください。 1)一度で解けている問題 2)間違ったが解説を読んだり聞いたりしたら理解できた問題。 3)実は理解できていない問題 それぞれ、無印、/、×の印をつければ準備オッケーです。 まず、/の問題が「今現在」解けるかどうか確認してください。 解ければその問題は/のままで良しとします。 解けなかった場合は、線を一本書き加えて、印を×としてください。 要は「わかってないレベル格上げ」ということですね。 そして、/印の問題をそれがすべて解き終わったら、今度は×印の問題を解いてみてください。 この段階で、「今現在解けない問題」がはっきりするはずです。 後はこの手順を繰り返し、解けないたびに印に線を一本ずつ書き加えていき、すべての問題が解けた時点で、そのテキストが完了!としましょう。 この方法は、積み上げ式の学習が必要な算数において特に効果を発揮します。 「わからないことがある」上に知識を積み重ねようとすれば、それは完璧な理解を妨げます! 同時に、1冊のテキストの内容を完璧に把握しないまま新しい問題集などに手を出すことは、はっきり言って時間の無駄を生むことになります。 それはなぜか? 解けない問題がある状態で新しい問題集に手をつけても、 「今までできた問題が当然またできるだけで、できなかった問題はそのまま積み残される」 からです。 新しいテキストに向かう場合、前のテキストと全く難易度が異なる場合以外は、「できるかできないかを確認するために問題を解く」時間が無駄になるのです。 特に2学期に入った6年生の場合、残された時間をどう効率的に使うかが非常に重要なのは言うまでもありません。 無駄な時間を費やさないためにも、まずは 「今まで学習した内容を完璧に身につける」 ことを徹底してください。 また、このようにして使ったテキストは、受験直前で「苦手な問題」の見直しの際に力を発揮します。 「苦手な問題」=「印に線が多い問題」 となっているはずですから、見直しに充てられる時間に応じて、「印に線が多い問題」をチェックしていけばよいのです。 この方法を使うことによって、「共通テキスト」が「受験生個々人対応専用テキスト」に変身します! 是非お試しください。 ちなみにこれは、私を偏差値30台から東大に合格させてくれたものです。 小学校5年生の時にこの方法を教えてくれた塾の先生がいなかったら、きっと全く違った人生を歩んでいたことでしょう… -------------------------------------- 以下、ここまで読んでくださった方へのお知らせです。 実は「テキストの使い方」をまとめるのが遅れた理由のひとつに、「メールでの学習相談が増えた」という嬉しい悲鳴があります。 メールでは、どうしても返信を書くことや往復のタイムラグで時間に無駄が発生してしまいます。 これは、私にとっても相談して下さる方にとってもよろしくない! ということで、新企画「ヨダに直接学習相談」というのはいかがでしょう? もちろん私も24時間スタンバイ状態は不可能ですし、日記に私個人の連絡先を載せるほどの度胸はありません(>_<) 表題を「学習相談希望」として、「相談希望日時」(第3希望くらいまでいただけると嬉しいです)を記載したメールをyoshi_oda@mac.com宛てにお送りください。 具体的な方法は、今のところ 1)電話 2)ネット上での面談(Webカメラをお持ちであれば話が早いです) の2つを考えています。 電話代および、お使いのテキストの現物を見せていただけるなどの利点を考えると、2)の方法が良いと思われますが、PCにマイクがない方などは電話ご相談させていただきます。 身体が1つしかない以上、直接ご相談させていただける人数には限りがあると思いますが、少なくともメールのみのやり取りよりは多くの方にお役に立てるかと思います。 中学受験に関してお悩み事がある方は、まず上記のメールをぽちっと送ってみてください。 少しでもお悩み事を減らすことができればと思っています。 長文にお付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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