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カテゴリ:楽しむ受験
語彙を増やす。
まず手始めに用意するのは学年相当のテキストと紙の辞書でしょう。 基本ですね。 が、語彙の不足しているお子さんには、この基本の部分の活用が足りないケースが多々見られます。 学年相当のテキストを用意するのは、文章構成などの論理面での負荷において適当な文章を選ぶことができるからです。 そして、電子辞書全盛のこの時代に紙の辞書を使うことには2つの理由があります。 まず一つは、調べる時に頭の中で何度もその言葉を繰り返すこと。 これでその言葉に多少なりとも馴染むことができます。 二つ目は、調べた言葉の載っているページに付箋を貼ったりすることで、達成感を得ることができること。 付箋がびっしりついて、使い込まれた辞書が手元にある。 それって、なんだか気分が良いじゃないですか。 さあ準備は整いました。 テキストの課題文を読むとき、少しでも「?」と思った言葉があったらすぐに辞書に登場してもらいましょう。 というより、目標を「できるだけ多く辞書を使うこと」としましょう。 大人でもありますよね、感覚ではわかるけど説明できない言葉。 辞書を有効に使って、正確に意味を把握する癖をつけることが大切です。 ココで大切なのは、辞書で調べた言葉は、意味とそれを使った例文をノートに記録しておくことです。 例文が必要なのは、言葉は文の中でこそ生きてくるものだからです。 最低限辞書に載っている例文を書き写す。 理想的なのは自分でその言葉を使った文を作り、それを誰かにチェックしてもらうことでしょう。 塾の国語の先生に活躍してもらうのも良いですね。 調べれば調べるだけ、項目の増えていく語彙ノート。 これも達成感を味わう効果があります。 さて、ここまでは当たり前。 さらに、机に向かっている時だけでなく、生活の中でも語彙を増やす機会を増やしていきましょう。 「日常会話の中に、高度な言葉を織り込む」のです。 お子さんと話す時、抽象的な言葉、日常的ではない言葉を意識して使うようにしてください。 大人でも意識しなければ使わないような言葉を日常会話で使う。 親御さんにも努力が必要ですね。 「それってどういうこと?」と聞き返されたらしめたもの。 きっちり説明してあげましょう。 聞き返してくれないときは、「あ、今の言葉の意味はね」と、強制的にたたみかけます。 言葉は生きているものです。 どんな方法よりも、日常生活の中で様々な言葉が使われている環境にいることが、語彙を増やすことへの欲求へつながるのだと思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.04.10 15:17:31
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