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カテゴリ:楽しむ受験
~この日記は昨年の今頃書いたものに加筆修正を加えたものです~
着々と本番が近づく秋。 皆さん焦りが出てくる頃でしょう。 でもちょっと待った! 「やらなきゃいけないことがこんなに!」 と思っても、思ったことすべては「絶対に」できません。 で、それは他のお子さんも同じことです。 まず、したいことの優先順位を決めましょう。 しかも出来るだけ細かく。 焦る気持ちはお子さんも同じ。 だからこそ、「やること」を細分化して「小さな達成感」を積み重ねていくことが大切なんです。 もちろんお子さんによって、また科目によってやるべきことは異なってきますが、私の基本方針は以下の通りです。 1)なによりも復習 再三お伝えしている「できなかったことをできるようにする」ためにはなんといっても復習が重要です。 時間に余裕があれば予習(問題演習)に時間をかけることも良いのですが、今更そんな余裕をかましていてはいけません。過去に解いた問題集の解けなかった問題がきちんと解けているか? 復習メイン+実践型の問題演習で効率を上げていきましょう。 特に算数では、得意な子ほど1問に執着して時間を無駄にする傾向があります。 どんなに時間をかけるとしても1問10分。 それで解けなければ解答を見て納得しましょう。 制限時間はお子さんに合わせて決めています。 ウチの生徒には算数が得意な子には10分。苦手な子には5分を設定しています。 まず解答をきちんと理解すること。 次に自分がその解答を再現できること。 これができなければ先へは進めません。 実際の試験では1問に10分もかけている余裕はないわけで、逆にこうすることで、本番で「捨てる」問題の見分け方の練習にもなります。 2)単元単位で穴埋め 理科社会ではわかりやすいですよね。しかもこの2教科は単元ごとに穴を埋めることが比較的やりやすいので、まずこちらに手をつけましょう。 で、算数でも同じく、「割合」「特殊算」「図形」など単元単位で、5年6年で習ったことを通して復習してみてください。 単元を串刺しにして復習することで見えてくることもあるはずです。 3)解答から読む国語 まず問題文と解答を読んで、それから課題文を読む、というある種国語力重視の私としては邪道と考える方法も、点数を取るための短期決戦には必要です。 自分で論理を組み立てることができるように、お手本を先に見ておくということですね。 4)なんといっても体調管理 睡眠時間の確保と、うがい、手洗いといった基本的な健康管理をもう一度確認してください。 この時期に寝込んだりするのはなんとしても避けなければいけませんし、試験当日は当然万全の体調で望まないといけませんから。 「やりたいことは山ほどある」というのはどんなに成績の良いお子さんでも同じです。そして、それをすべてこなすことはできない、というのも同じなんです。 「どうせやりたいことのすべてはできない」と開き直って、焦らず「やりたいことの山」の中から、重要なものを拾い出して順番に片付けていきましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.10 03:36:38
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