買い物行こうと思ったら
日本にも出店しているコストコと同じタイプのお店に、ウォルマート系のサムズというのがあります。倉庫に入荷したまま箱詰め状態の商品がどさーっと置かれているタイプのお店です。日本では「パン屋さんですか?」っていう小麦粉30キロ袋とか、「運動部の長期合宿?」という洗濯洗剤15キロ箱とか、「喫茶店でも?」というホットケーキシロップ3.5リットルとか、そんな風に売ってるんですよね。距離もあるし、大量に買っても置くスペースに困るし、物が重すぎてか弱い私には積み込みが無理(←あほか)と、足が遠のいていたのですが、たまたま空き時間のできただんな君に応援を頼むことに。久しぶりの遠征に準備万端だったのですが、テレビをつけて「あ、無理かも?」「え?なんで?」とだんなくん。「なんか、事件。子どもが撃たれて、逃げた犯人が近辺にいるらしいよ。」そんなこと言ってる間に、「え?女の人が歯医者の待合室で撃たれたって。同一犯?」「あの道?近辺の学校はみんな中から閉鎖だって。通れないんじゃない?」あれよあれよと言う間に、今度は犯人が取り囲まれたとの知らせ。入った中継の画像を見たら、「ちょっと、サムズだよ。」「ほんとだ。」「買い物どころじゃないよね。」「車、入れないよ。外に出されてる。」と言い合ってるところに「銃撃戦になりSWATチームの一人が撃たれた模様!」との緊迫したアナウンス。もう「・・・」でした。呆然としてたら、「容疑者確保!」「撃たれた容疑者は搬送」「死亡が確認」と、次々に・・・。現場になったサムズとウォルマート前で記者会見が行われることに。「・・・どうする?」「今日しか時間ないよ。行ってみてだめだったら、次に近いサムズだな。」こちらも、「トイレットペーパーは、もう最後の一巻がかかっている!」という緊迫した状況だったので、出かけました。サムズ、やってました。店の前にはたくさんのパトカーが、青白のライトを煌々とさせながら停まってました。立ち止まって見物してる人もいます。何人もが撃たれてる事件の、その犯人がついさっき射殺されちゃったって場所に、出かけてきてトイレットペーパー買ってるなんて・・・。なんだか、ひじょーに複雑な気持ちがしたのでした・・・。