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テーマ:ニュース(100072)
カテゴリ:日記
最近「週刊現代」では「警察の捜査能力はなぜ落ちたのか」という記事が連載
されています。裏金作りの手口が特に興味深いので、記事を抜粋してみましょう。 裏ガネの財源には、捜査協力者への謝礼である「捜査費」「捜査用報償費」や、 「旅費」「食糧費」「交際費」などが充てられます。捜査用報償費の場合、現場の 捜査員にニセ領収書を書かせ、予算を適正に執行したと偽って裏金として プールしていきます。ニセ領収書は、電話帳から一般市民の氏名を適当に選び、 その市民が謝礼を受け取ったという名目で作成します、、、。 とんでもない話ですが、今年3月に愛媛県警の捜査情報がファイル交換ソフト 「ウィニー」を通じて流出してしまったときに、これがバレたということです。 当たり前のことですが、「捜査費」はもともと捜査に必要だったお金のことです。 裏ガネとしてピンはねされれば、現場の捜査に支障をきたすのは当然のことです。 さらに事態を深刻に感じされるのは、裏ガネ作りの手口が全国共通であり、明ら かに警察庁の指導の下で行われていると糾弾されている点です。 記事では、はっきりとは書かれていませんが、裏金が上納金として警察上層部 まで流れているのではないかと勘ぐりたくなりますよね。そうなったら大スキャン ダルです。 「裏ガネ作りは地方レベルの問題にすぎない」 という漆間巌警察庁長官の発言も掲載されていますが、容疑者(?)の発言なの で、にわかには信じられないですよね。 話はがらりと変わりますが、アメリカのテレビドラマ「Xファイル」は超常現象を 追う二人のFBI捜査官の物語です。日本でもテレビで放送されたり、DVDが発売 されたりしていますので、ご存知の方も多いと思います。 そのエピソード109「堕ちた天使」の1シーンをご紹介したいと思います。 二人の捜査官がモーテルに帰ってくると部屋が荒らされています。逃げようと するUFOフリークのマックスを捕まえると彼は、 「Xファイルをずっと監視してきた」 と言います。捜査員の一人モルダーは、民間人がどうやってそんなことができる のか問いただします。彼の答えは、 「情報公開法だよ。君の出張費も公開対象になっているんだ」 というものです。 アメリカではFBI捜査官の出張費も公開しているんですね。 これを今回の日本のケースに置き換えると、(ニセ)領収書の一般人の氏名まで 公開させるということになりますよね。一部の人たちと違って、何でもかんでも 日本をアメリカと同じにすることに私は反対です。しかし、警察の汚職に関しては、 アメリカは明らかに先進国ですので、この情報公開に関しては見習うべき点が あると考えています。 記事になっている一連の内部および外部告発は、一国民として尊く、ありがたい ことだとは思いますが、その過程で発生した犠牲のことまで考えると、徹底的な 情報公開を早期に実現することこそ求められているのだと思います。 P.S. 日本の警察の上層部には、犯人は捕まらなくとも自分がゴルフで楽し めればよいという「宇宙人」がいるのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.22 11:47:38
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