三味線=津軽ではない。基本は長唄。
太棹をもっていることから、以前津軽三味線教室に通ったことがある。初めのうちは新鮮味もあって面白かったが、似たような曲ばかりでしだいに飽き、1年半ほどでやめた。その間もいろんな人が教室に入ってきたが途中でやめる人が多かった。カッコよさに惹かれて始める人が多い。しかし基本もやらずいきなり太棹で津軽三味線を始めても続かない。知人は25万出して太棹を買って2年ほど教室に通ったものの、いまは箱に入れたまま出すこともないという。自分は3年半ほど前に長唄の稽古を始めたところ、これが津軽とは比較にならないほど面白いのだ。奏法の基本も学べるし、曲は多彩で、津軽以上に速くハードな合方や味わい深いフレーズもあって変化に富んで飽きがこないのだ。三味線=津軽ではない。画像は長唄三味線教室の案内より。