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今日は、拍手編 その4です。 今回は、番外編。 モーツァルトのオペラ「魔笛」に出演したときの話。 モーツァルト: 歌劇 魔笛(期間限定) ※再発売(DVD) ◆20%OFF! 私はそのとき、いろいろ事情がありましてパミーナ役でした。 (今はパミーナは歌っていません。) オペラは大体拍手ポイントが決まっていて、 あまり変な場所での拍手が起こることは少ないです。 ストーリーと演出と音楽の間の取り方があるので 大体は慣れている人に従えばOK。 とにかく、わからないところで率先して拍手しなければ大丈夫です。 で、私はパミーナ役でした。(もういい?) フィナーレで、パミーナ(姫)とタミーノ(王子)が 水の試練・火の試練をくぐりぬけた瞬間に 祝福の合唱が聞こえて呼ばれるほうへと進みます。 曲は一旦終わるといえば終わるのですが、 一般的にはすぐに次の人が出てくるシーンに切り替わり、 拍手はほとんど起こらないポイントです。 このとき、合唱が歌い終わり、 まだ音楽が終わっていないときに拍手が起こりました。 ちょっとした違和感を感じましたが不快感は全くなく タミーノと袖へ走り抜けました。 終演後、演出家に 「普通、あの場面に拍手はない。 なぜあそこで拍手が起こったか。 それは、タミーノとパミーナがついに試練を乗り越えたことに対して みんなが感動したからだ。 感動しなければこんな叩きにくい場所で拍手が起こるはずがない。 この拍手を一生忘れるなよ。」 といわれました。 魔笛は数え切れないくらい出演しましたが パミーナはそれ以来1度も歌っていません。 それでも、私にとってこのフィナーレは特別なシーンになりました。 魔笛について詳しく知りたい方はこちら(Wikipedia) ワンポイントアドバイス どうしても感動してしまったら自然に拍手したくなる。 もちろん、率先して最初に叩くのはやめましょうね。 でも、拍手ってあくまで感動の表現方法なんですよね。 極論ですけど、全く感動しなかったら拍手なんてしなくていいわけですから。 (書いていながら、この文章は私には恐怖ですけどね・・・) 過去の委員会もぜひ読んでくださいね~。 コンサートを200パーセント楽しむワザ 拍手にも技がいる3 今日も音楽ブログランキングに1ぽちよろしくお願いします!! Please click once a day! (Japanese music blog ranking) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.14 00:37:35
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