カテゴリ:生活・出来事
家の近所に幾つかのスポットがあるのを紹介したいと思います。 今回は背筋が少し寒くなるお話ですが、その名も「くらやみ坂」 横浜の戸部界隈にある坂の名前です。 タクシーで関内や桜木町から帰るときに、よく運転手さんから「くらやみ坂を通っていきますか?」と言われることがあり、どこのことなのかを聞いてみて興味を持ちました。 運転手さん曰く、昔この場所は刑場があった場所なのだそうです。 森の中で昼間でも鬱蒼としていて暗闇の中の坂だったので、この名が付いたそうです。 ネットで調べていくと、色々なことが判ります。 その昔、横浜港が開港された幕末の頃、やってきた外国人はかなり評判が悪かったそうです。生麦事件のように外国人殺傷の事件も幾つかあったようなのですが、ある武士が外国人を切り捨てた罪を町人が自ら名乗り出て、身代わりになって処刑される事件がありました。今の時代で言えば、「なんでそんなことで自ら命を捨てられるんだ!」と思いますが、それが後の世で語り継がれるわけですから、当時の日本人の心意気が今とはかなり違うことがうかがえます。 その処刑の場となったのがこの地で「くらやみ坂」なのです。 後に鶴見に刑場は移ったそうですが、そんな話を聞いてしまうと夜にここを通るのが少し怖いですよね。勇気を振り絞って撮影しました。(大袈裟?) ここには載せませんがネットで検索すると、当時の刑場の様子を知るサイトもありました。心臓の弱い人は見ないでください。 他にもこの近くには「藤棚」などと粋な名前の付いた地名もあります。幕末から明治に由来する名前が多いのも横浜の特長でしょうか。お引っ越しまでの間にまた気付いたらご紹介していきますね。
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