カテゴリ:Life
私の先日の日記を読んで
こんなメッセージを送ってくださった方がいます。 私はこれを会社で何度も読み、 涙が止まりませんでした。 本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとう「たなばたイブ」さん。 新卒のころ仕事を選ぶとき、「これは自分の未来ためになるんだろうか」という利己的な考えがいつも中心にありました。だからちょっと躓くと、「こんなことしてて何になるのか」と、もうやらない理由づけをしたり。 本当は会社にしてみたら、ただ若いだけの私なんて、赤字持ち出しでしかなかったのに。その頃の私なんてどこへ行っても、勉強させてもらってお給料まで貰うというとても恵まれた環境にいたのに、不遜でした。 いろんな経験をして、叩かれて潰れもし、自分は少しは貢献できているのだろうか、と考えるようになりました。どうしたらもっと役に立てるだろうか、と考えるようになりました。 十年後に会社を辞めてから、会社に属さなくても、自分ひとりくらいは食べさせていけるようだということがわかりました。一時期、不思議な高揚感がありました。この腕1本で食べているんだ、という妙な自信のもとには、徹夜が続いても苦痛やストレスを感じませんでした。でも、それだけでは充分じゃなかった。自分ひとりを立たせても、何かが欠けてた。 今の自分に僅かな知識や経験があるのだとすれば、それを得るために助けてくれた人達がいる。若くて不遜だった私を、見捨てずにいてくれた人達がいます。 それをこれから、返していきたいと思っています。 父は会社をやっていたから、私は比較的恵まれた子供時代を過ごしました。世の中の流れや、父のやり方や、いろんなことの複合で、父は負債を背負って会社を失い、ある日私たちは実家を失いました。天国から地獄みたいでした。 でも今は、やっぱり人生ってとんとんなんだね、って笑っています。お金がない中で見えてきたことがたくさんあります。そうやって笑い合える家族がいることの幸せ。 何かのときには頼れると思っていた親に、もう私が頼られる時期にきているのだと思いました。だからこそ、頑張れる、という家族がいるのは、何よりも大切なことだと実感しています。 生活は相変わらずだけれども、まだ彼らがこうして生きているということは、何か自分に機会を与えられているような気がするのです。まだ何か返せるよ、と言われているような。 今自分が、起業を試みるようになって、あのとき今の私より若かった父が、家族を背負って独立した勇気や、30年近くも、いつのときにも家族に豊かさを与えるためにどんなに頑張ってきたんだろうと思うと、結果的には潰したけれども、先輩として教えを乞うのはやはり一番に父だなあと思っています。守りたい誰かがいることは、大きな支えになるのだと思います。そうやって父は私たちに、安心できる暮らしをくれたから、今度は私がそれを取り戻したい。 そう思っていたら、同じような考えの人が周りに集まってくるようになりました。このネットワークもそのひとつです。同じ気持ちの人がいる、誰かが見ていてくれている、と思えることは、とても心強いことですね。貶されても叩かれても、ちゃんと見ていてくれてるんだ、と思うのです。 起業してみたいという気持ちがあるにもかかわらず なかなか何で起業したらいいのか答えが見つからない私。 そんな私に「何かきっかけになればいい」と父が提案したビジネス。 その内容はむか~し私が父に話したことで、 正直私は話を聞くまですっかり忘れていました。 私が適当に言った事も父は真剣に聞いていてくれてたんだ・・・。 ありがとう。 『守りたい誰かがいることは、大きな支えになるのだと思います。そうやって父は私たちに、安心できる暮らしをくれたから、今度は私がそれを取り戻したい』 この言葉は今の私の心の声です。 やってみるか~!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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