E.L.O. & OLIVIA NEWTON JOHN / XANADU '80
オリビアニュートンジョンというと「ポップ」だけど「薄い」という印象。対する ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA は「濃いポップ=パワーポップ」の有名バンド。その両者が組んでほど良い濃さの「スーパーポップ」が誕生した訳だが、一体どんな理由でこんなコラボレーションが実現したのだろう。
タイトル「XANADU」をネット辞書で調べると
1.英詩人S.T. Coleridgeの詩Kubla Khanの中の地名
2.桃源郷。元来は、中国、元の夏期の都であった上都(内モンゴル自治区多倫北西に遺跡が残る)をさす語。
とあるけど、きっと桃源郷という意味で使っているのだと思う。
出だしのシンセの入り方やコーラスの入れ方など軽快だけどどこか濃いE.L.O.ワールドがしっかり楽しめるのが嬉しい。エレピやきらびやかな電子音の数々も中庸の魅力というか、軽快なので嫌みに聞こえないのがいいね。まあだから世界的大ヒットに繋がったとも言えるのだが。メロディラインも理想郷/桃源郷を憧れる気持ちがうまく表されているなかなかのものだ。
明るく元気 | テンション | 高揚感 | 疾走感 | グルーブ | メロディ | 器楽 | 瑞々しさ | ボーナス(桃源郷への憧憬) | ポップ偏差値合計 |
7 | 7 | 8 | 7 | 7 | 9 | 8 | 8 | 5 | 66 |