FREDDIE MCGREGOR / THAT GIRL (GROOVY SITUATION)12" '87 (P.75掲載)
87年というとBUBBLIN' DUBが西麻布から幡ヶ谷に引っ越してしまい変わりにCLUB JAMAICAが西麻布に出来た頃だ。この曲を初めて聴いたのはそのCLUB JAMAICAで、その日の一番最初にプレイされたものだった。その週のうちにこのお皿を買いに走ったんだけど、すぐに市場から消えてしまっていた記憶がある。右側のお皿も当時もの。珍しいかもしれないが内容はつまらない。
GENE CHANDLER / GROOVY SITUATION (MERCURY 73083) '70 のカヴァー曲でもって、「Young-holt Unlimited / SOULFUL STRUT '68」,「Barbara Acklin / AM I THE SAME GIRL」ネタでもあるこの曲はMAXI PRIESTのポップで洗練されたタッチのレゲエに触発されて作られたものであろう。二つのシカゴソウルをブレンドさせるという着眼が素晴らしく、(おそらくは)「SOULFUL STRUT」ネタの始祖曲となった。
フリーソウルシーンでも人気曲のようで橋本徹氏のポリドール盤コンピにも入れたかったけど入れられなかった旨書かれている。(雑誌RELAX 2001年7月号に掲載された橋本徹氏の「FREE SOUL 2001」にも当然取り上げられている。)山下達郎も「SOULFUL STRUT」,「AM I THE SAME GIRL」をオンエアしてる。私のこのブログのどこでも書き込めそうな便利な曲だ。
明るさと高揚感をちりばめたこの曲はFREDDIE MCGREGORの代表曲だ。あまり歌声に強烈な個性が無い彼だけにポピュラリティを持たせることが出来たのは幸運だった。出だしの煌びやかなホーンはあまりにも有名。レゲエ色は薄いがラヴァーズロックということで問題はないだろう。
明るく元気 | テンション | 高揚感 | 乾燥感 | グルーブ | メロディ | 器楽 | 瑞々しさ | ボーナス(着眼点) | ポップ偏差値合計 |
8 | 9 | 8 | 8 | 8 | 7 | 8 | 7 | 5 | 68 |