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SUPER SWEET SOUL VOL.1 / LET'S MAKE LOVE '92(BLUES INTERACTIONS PCD 2351 )
テリー(湯村輝彦)、ムーニー、ビリーのフラミンゴスタジオ三氏の手による92年の甘茶ソウルコンピ。第二弾ともども過去に発売された世界中の全ての甘茶ソウル系コンピの最高峰に輝く作品だ。第二弾のポールカイザー絡みのコンピというのは世界的にも珍しいと思うんだけど、この第一弾は甘茶ソウルのメッカ、ニュージャージーもの中心なので結構よくある内容ではありますが、そこはフラミンゴスタジオ製ということで一筋縄ではいかないこだわりを持ったマニアックな内容となってます。第二弾「TOGETHER , FOREVER」同様ビリー氏による波の音SEで全編をつなぎ、とってもロマンティック仕様になってます。音はGEORGE KERR絡みが多くムード至上主義といった趣き。悪く言えば全体的にベッチョリとしていてメロディにメリハリが無いので甘茶ソウル初心者や万人にオススメ出来る内容ではない。 甘茶には波音が合うなあと聴くたびに思ってしまう1はコーラスの切々としたところが美味。エスコーツは2に代表されるように大味なところがあまり趣味ではない。むしろシルビアの甘い大人な歌声の方が個人的に好みなのだが、車の走り去る効果音に導かれて始まる10など夜のお楽しみのBGMに最適だね。11を始めて聴いたのは山下達郎のサウンドストリートでのスウィートソウル特集でした。その特集が甘茶ソウルへの嵌り始めでその中でもこの曲の大味な甘さは際立っていたなあ。14はBEE GEESのカバー。黒人少年のムーディーな語りから始まり甘く切々と歌い上げていく様はショタコン悶絶必須の内容だろう。数多いビージーズ関連カバー曲の中でも私が最高位にランク付けしているのがこのカバーだ。黒人少年と白人バラードとの奇跡的に絶妙なマッチング。波の音とのかぶりも良い。15も波音に導かれてジョージカーの甘い語りから入る素晴らしいバラード。さすが甘茶大王、スウィートというものを知り尽くしている。甘茶ソウルのツボ突きまくりの歌い方と語りの挿入が絶品だね。因みにこの曲のオリジナルはフランクシナトラのようで、57年の主演映画『抱擁(TheJoker Is Wild)』の主題歌らしい。最後は語り&コーラスオンリーの異色作だが電話の音などの擬音なども入り、甘いムード満点。やはり夜のお楽しみのBGMに最適な内容。こんな曲を作るセンスも凄いがコンピのハイライトに持ってくるフラミンゴの面々のセンスも凄い。 (甘茶偏差値65以上) (甘茶偏差値61以上) (甘茶偏差値60) 1.GOD'S GIFT TO WOMEN / IF THIS IS REALITY (甘茶偏差値66) 2.THE ESCORTS / LET'S MAKE LOVE 3.THE WHATNAUTS / I WASN'T THERE 4.THE ESCORTS / LALA(MEANS I LOVE YOU) 5.PONDEROSA TWINS PLUS ONE / BOUND 6.THE WHATNAUTS / I CAN'T STAND TO SEE YOU CRY (甘茶偏差値61) 7.POSITIVE EXPRESS / NOT ON THE OUTSIDE 8.GOD'S GIFT TO WOMEN / LET YOUR HEAT BE THE JUDGE 9.LEZLI VALENTINE / LOVE ON A TWO WAY STREET 10.SYLVIA / YOU SURE LOVE TO BALL (甘茶偏差値62) 11.FIRST CLASS / COMING BACK TOU YOU(甘茶偏差値66) 12.THE MOMENTS / LOVELY WAY SHE LOVES 13.ESCORTS / WE'VE GONE TOO FAR TO END IT NOW 14.SPOONBREAD / HOW CAN YOU MEND A BROKEN HEART (甘茶偏差値71) 15.GEORGE KERR / ALL THE WAY (甘茶偏差値71) 16.ANGEL / WHY ME(TELEPHONE CONVERSATION)(甘茶偏差値64) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.02.11 05:28:23
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